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スターサインプリキュア☆

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ドクン…ドクン…
「っ…!!」
「メシエ!?おい!?」
メシエはふらりと立ち上がりグッと牢屋の扉の柵を掴む。
「う…う…」
「おい…メシエ!?」
バルジはメシエに触れようとする…が、強い力で跳ね返される。
「っ…!」
「…さい。」
「え…?」
「離れて!あたしから…!早く!」
戸惑うバルジをメシエは渾身の力で部屋の端に突き飛ばす。
「がっ…」
あまりの強さにバルジは体を強打する。
「バ…ルジ…ごめん…ね…それ…とあり…が…と…う…」
「メシエ…ッ!」
バルジは立ち上がろうとするが体が動かない。
ゴゴゴゴゴゴゴ……
すると、大きな地鳴りと共に低い声が響いてくる。
「かわいい娘…メシエよ…私の力をそなたに授けよう…さぁ、この世を闇に染めるのだぁぁぁあああ!
うぉぉぉぉおおおおおお!」
その声と共にメシエが黒いオーラのようなものに包まれる。
「キャァァァァァァアアアアア!!!」
「メシエェェェェェェ!」
バルジは叫ぶがそれ以上メシエの声を聞くことは出来なかった。
少しするとメシエは黒いオーラから解き放たれる。
黒い髪、黒い服、光を完全に失った黒い瞳…全てが闇と化したメシエが立つ。
「メシエ…大丈夫…なのか…?」
バァァァァン!
「!!!」
メシエはバルジの声が聞こえていないかのようだった。
そして牢屋の柵を一瞬で吹き飛し、彼女は姿を消した―――。
「メシエ…くっ体が…。」
バルジは粉砕された柵をただただ見つめるしかなかった…。