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スターサインプリキュア☆

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「出来ました。」
「あ、あのー…私はちんぷんかんぷんなんですけど…。」
「あなたはおまけだからいいわ、別に。星研のレベルの高さを分かって頂けたかしら?」
「あ、はい…。」
「私は…分かりませんでした。」
「みのり…?」
「何を言ってるの?」
「このテストでは星研のレベルの高さは分りませんでした。でも、部長さんのレベルの高さは、よく分かりました。あなたは普通の高校生レベルの知識の持ち主ではないと思う。それこそ星検でいう1級もしくは2級くらいの実力はあるんじゃないのかな…。見た事ある問題もあったし。少し勉強してる私でも全く分からない問題もあったから…。」
「…。」
「ほ…ほしけん??」
「星空宇宙天文検定、略して星検。その事を相武さんは言ってるのよね?」
「あ、はい。」
「そんなのあるんだ…。」
「相武さんよく知ってるね。」
「はい、私一応3級なんです。」
「へー!すごいじゃない!」
「俺ら星研部員だけどまだ検定受けた事ないぞ。」
「3級って確か星空愛好者の目標レベルって書いてあった気がするわ。
2級からは結構専門的みたいだし十分じゃないかしら。」
「ありがとうございます。」
「私全然知らなかった…なんで言ってくれなかったのー?」
結姫はそう口を尖らせて言う。
「結姫にも言ったハズだけど…あ、そうそう結姫あの時さ、確か懸賞でプリティーズのサイン入りポスターが当たって超大喜びで耳に入ってなかったんじゃないの?」
「え、それ2年も前の話よ?」
「うん、だって私合格したの中2の時だもん。それからは受験勉強頑張ってたから受けてなくて。」
「プ、プリティーズのサイン入りポスター…。」
日野先輩が結姫をじっと見つめてそう呟く。
「日野、まさかお前…。」
「え、お、おい、勘違いすんなよ!」
「あーーファンだな、ファンなんだな!?全く興味なさそうな顔してお前はーー!」
大崎先輩がニヤニヤして日野先輩へ近寄っていき、日野先輩は迷惑そうに本で顔を隠す。
「あ、あのどのメンバーが好きなんですか!?」
結姫が少し嬉しそうに声をかけている。
プリティーズは3人組の女の子のグループで歌手や女優さんとしても活躍してるんだよね。
結姫は結成当時からプリティーズのファンでサイン入りポスターが当たった時はそりゃもう喜んでた。
「す、好きじゃねぇよ!!」
「照れんなよーー!」
「黙りなさいっ!」
ピシッ!一瞬にして静かになる結姫と先輩達。
この部長さん凄すぎる…色んな意味で。
「相武さん。」
「は、はい!」
「あなたの入部を許可します。」
「ほ、ほんとですか!?」
「10問中7問も正解していればまぁ十分ね。後の3問は専門的な問題にしているから初めてなら解けなくてもしょうがないわ。私があなたを優秀な部員に育ててあげる。」
「星羅!もういいじゃ…」
「私は!」
『…?』
「じゃあ私は、この星研をみんなが楽しく集える部活に変えてみせます!」
「あなた、まだ言うの!?」
「部長の天体に関する知識的な勉強会とかそういうのはいくらでも受けます、けどそれなら1つくらい私も星研部員としてやらせて頂いてもいいですよね!?」
「偉そうにっ…言うのも……いい加減に…あ…れ…。」部長さんが急に膝をついてうずくまる。
「ぶ、部長さん!?」
「星羅!!」
『部長!』