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スターサインプリキュア☆

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「…大丈夫かなぁ。私、ちょっと言い過ぎちゃったかな…。」
私達は保健室の前に立っている。
野木先輩は保健室の中にいて、他の部員さん達はさっき帰っていった。
「みのりは悪くないと思う。あの人ちょっと…というかだいぶ変よ。」
「ちょっと結姫…。」
「なんかあの人好きになれない。部長だからって偉そうだし、考え方も昔のおじさんみたい。」
「色々理由があるのかもしれないよ。決めつけちゃダメだよ…。」
「そうだけどさ…。」
「あ、野木先輩!」
野木先輩がそっと保健室を出てきた。
「あなたたち、まだここにいてくれたのね。」
「あの、部長は…。」
「大丈夫よ、疲れが溜まってるみたい。」
「そうですか…悪い病気とかじゃなくて良かった…。」
「相武さんも、あなたも、ごめんなさいね。星羅が勝手な事ばかり言って…。でも悪気はないのよ。
彼女なりに必死で星研を良くしたいって思ってるのよ。」
「でも、あれじゃあ誰も入りませんよ!!」
結姫が珍しく声を荒げて言う。確かにイメージしてた部活と違って私も少し戸惑ってるけど…
なんだか引っかかるんだよね。
「そうね…。」
「あ、ごめんなさい…。」
「いいのよ、気にしないで。」
「あの、先輩、部長があそこまで必死に優秀な部員を育てようとしているのは何か訳があるんですか?」
「…私も正直全ては分からないの。でも昔の星羅はあんな風に独断で仕切るような子じゃなかったわ。」
「昔…ではお二人は昔からの?」
「ええ。幼稚園の頃からずっと。」
「私達と一緒だ…。」
「そうだね。」
「立ち話もなんだし、2人とも時間が大丈夫なら中庭にでも行きましょう?
迷惑をかけたんだし、少しは私にも状況説明というか、あなた達に話す義務があるわ。」
私と結姫は顔を見合わせて頷く。
『はい、お願いします。』