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「時間稼ぎ…か。」
俺は今人間界を上から見下ろしている。
ここからだとまだ遠くて人間はよく見えない。
でも、曇っているが所々晴れ間が見えている空、冷たい空気、足元に広がる様々な色を見ていると落ち着かないし、イライラしてくる。
「今日こそプリキュアを…。」
おっと…今日はメシエに頼まれてあいつらの弱みを握ってくるんだったな。
もしこれに成功したら…メシエがブラック様に直訴してくれると言っていた。
この任務、何としても成功させなければ…。
俺はまだブラックホールに閉じ込められる訳にはいかない。
とはいってもどうしたものか…。
ま、今日の俺は気楽にやればいいんだ。
そうして俺はスタージュエルの気配がする方向へと降りて行った。