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スターサインプリキュア☆

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「お昼休みだー!」
「みのり、中庭でお弁当食べる?」
「あ、うーん。私…やっぱり色々気になるから野木先輩探しに行ってくる!結姫は先に食べてて!」
「あ、待ってよみのり!それなら私も行く!」
私達は2年生の教室がある3階へと上がった。
「そういえば野木先輩って何組なんだろう…。」
「え、知らないの?」
「うん、知らない。」
「もう、みのりったら…。」
「あ、あの!」
私は適当に廊下にいた先輩に声をかける。
「はい…?あら、1年生?どうかしたの?」
「あ、えっと、星研の副部長の野木さん、何組かご存知ないですか?」
「あぁ野木さんね。私と同じ2年4組ね。
チャイムが鳴った後すぐに出て行ったから今は教室にはいないと思うけど…。」
「そ、そうなんですか。」
「あ、でも多分部室にいるんじゃないかしら。彼女いつも蒲生さんと食べてるみたいだし。」
「分かりました!行ってみます!」
「あの、あなたもしかして星研の部員なの?」
「そうですけど…。」
「そうなんだ…まあ頑張ってね。」
「え…、あ、はい。ありがとうございます。」

私達は部室へと走った。
「失礼します…。」
「あ、部長。」
「何か用?」
「野木先輩はこちらにおられますか?」
「春菜ならいないわ。」
「先輩がどこにいるのかご存知ですか?」
「知らないわ。」
「…分かりました、失礼します。」
「待ちなさい。」
私が諦めて出て行こうとした時、部長さんが呼び止めた。
「私も行くわ。」
「部長…!」
「私も彼女に話があるの。推測だけど・・・多分彼女は屋上にいるはずよ。」
そういって部長は星研の部室から少し先に行った所にある階段を上っていく。
私達も後を追って上る。
「あの、部長。屋上は確か放課後の部活動利用以外は生徒の立ち入りが禁止されていた気がするんですけど…。」
「えぇ、そうね。でも星研は昼や放課後も特別に、また優先的に利用許可が下りているの。」
「え?どうしてですか?」と結姫が尋ねる。
「日食や黒点観察をする場合もあるからよ。」
「なるほど…。」
「ここよ。」
部長さんがドアノブに手をかけ、ガチャっという音の後にギーッと少し重い音がする。