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スターサインプリキュア☆

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「ま、私としてはさ、あの2人がまーるく収まってくれれば楽しく部活動出来る気がするんだ。」
「そうね…でも私は何か野木先輩が言ってた事が気になるわ。」
「部長さんの事?」
「ええ。でも人の話に首突っ込むのは良くないんだけど…みのりのがうつっちゃったみたいね。」
「でもでも、確かにそれも気になるよー!野木先輩にまた教えてもらわなきゃ!」
「んー、それって野木先輩が勝手に部長さんの事話しちゃうって事でしょ?
部長さんにとっては話して欲しくない事かも知れないし、こっちからはお願いしない方がいいんじゃないかなぁ。」
「うーん…複雑ね。」
私がそう言うと結姫はアハハと笑った。
「楽しそうだな。」
「え、はい。まぁ…ってあなた!!」
「バルジ!!」
「よぉ。呑気に弁当食いやがって幸せなやつらだな。」
そう言って私のお弁当の中に入っている星型のウインナーを取り食べてしまった。
「おぉ。なかなかうめえじゃねえか。こっちはどうだ。」と次は結姫のお弁当からポテトコロッケを奪う。
「あ!」
「ほぉ…これもイケるな。悪くない。よし。」
バルジは右手で私のお弁当箱、左手で結姫のお弁当箱を奪い、全てペロリと舐めるように食べ尽くしてしまった。
「ちょっと!!まだ半分ちょいしか食べてないのに!好きなお星さまウインナー残してたのにーーー!」
「あなた、ここに何しに来たの!?お昼なら人の取ってないでどこかで食べてきなさいよ!」
「うるせーなー。ほらよ。」
そう言ってバルジは空になった弁当箱を投げ返して来た。
「さーてと腹が満たされたところでそろそろ暴れてやろう。」
「なっ!」
「やめなさい!」
「…見つけた。」
そう言ってバルジは上に飛んでいく。
「上…まさか!」
「先輩達がまだいるかもしれない!」
私達はお弁当箱を放ったまま階段を駆け上がる。
3階に辿り着いた時、上で叫び声がした。
やっぱり…先輩達が危ない!
屋上前の扉に辿り着きドアを開ける。
「先輩!」
「相武さん、真瀬さん!」
「意外と早かったな。なかなかだ。だが残念だったな、スタージュエルは私が頂く!」
そう言ってバルジは私達の頭の上を飛び越え、上に設置されている避雷針の近くに立った。
「ちょっとあなた、何を意味不明な行動を…。」
「…お前は見たことのない顔だな。まぁいい。そのうち人類は消えてなくなる。
その目でしかと見ておくがいい。」
「何を言ってるの…?」
「みのり、スタージュエルがあんなところに!!」
結姫が避雷針の方を指す。
「!!」
「もう遅い!全ての光を闇に変え、ブラック様の力に!!スターバースト!」
バルジが右手を上に伸ばしそう叫ぶと真っ暗な異空間のような世界になる。
「スタージュエルの輝きを吸収し、行くのだ、ダークマター!」
黒いボールの様なものとスタージュエルが合わさり、避雷針と融合して巨大化する。
「マーター!」
「こ、これは…?」
「星羅、逃げて!!」
「え…?」
そう言って野木先輩は扉に手をかける…が。
「開かない!!」
「逃げられると思うなよ!!ダークマターやれ!!」
「マーターーー!」
ダークマターが扉の前に立ちはだかる。
「何なのこれ…見たこともない…。」
「星羅、ここにいて!」
そういって野木先輩は部長さんの手を引きダークマターから少し離れた所へ連れて行く。
しかし、ここは学校の屋上、広いわけでもない。このままでは部長さんが危ない…!
そう考えていると私は結姫・野木先輩とそれぞれ目が合った。
正体がバレちゃうのは仕方ないよね、ここは…戦うしかない!
「いくよ、結姫!先輩!」
『オッケー!』