スターサインプリキュア☆
「出来損ないのプリキュアかぁ。フフフ、面白いわね♪」
メシエがソファーに腰掛け、薄気味笑いを浮かべながらそう話す。
「いい案は浮かんだのかよ？」
「出来損ないを除くあの３人のプリキュアの結束力は出来たてにしては強いものがあるわ。
だからきっとその４人目も仲間と思って守ろうとするはず。」
「まぁ、そうだろうな。」
「だから裂いちゃえばいいのよ。その４人目から大切なものを奪って絶望させる。
けれど他の仲間もそれを取り戻す術もなければ、その出来損ないは３人に対して信用を失くすでしょう？
そうさせれば自然といい感じになるじゃない！」
「こっちが手を加えなくとも自然と崩壊する、それなら容易い事だな。
でも奪った後、それを取り戻す術がないってとこが難しくないか？
おそらくあいつらも全力で取り戻そうとするはずだ。」
「そこはあたしたちの力とダークマターでどうにかなるんじゃないのー？」
「そう簡単にいくか…？今までだって倒せてないじゃねぇか。それにそもそもフィラメント様さえ…」
「うるさいわね！嫌ならあんたの首飛ぶよ！」
「そ、それだけは勘弁してくれ…！」
「久しぶりにワクワクさせてくれるじゃないの…プリキュア。楽しみだわ…。」
作品名：スターサインプリキュア☆ 作家名：☆Milky☆