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スターサインプリキュア☆

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「うわぁ…。素敵…。」
「え?」私がそう言ってテーブルの方を見ると確かに素敵に変わっていた。
白い生地に水色のチェック柄が入ったテーブルクロス、真ん中にはかごに入ったかわいいビーズなどの雑貨が置かれている。
結姫と私は隣同士で、その向かい側に先輩と部長さん、そして部長さんのお父さんは丁度私達みんなを見渡せる位置に椅子が置いてある。
「短時間ですごく素敵なテーブルになったね。ありがとう。さぁ、召し上がれ。」
そう言って部長さんのお父さんは私達に1つづつシチューの入ったお皿とお水を置いてくれた。
『美味しそう!』と私と結姫と野木先輩は見事にハモってしまったが、部長さんは相変わらず不機嫌そうな顔でふぅっとため息をついている。
「さ、食べよう。いただきます!」
部長さんのお父さんは明るくそう言って手を合せた。
『いただきます!』
私達もそう言って食べ始める。
「うーん、美味しい!」
「あったかいね〜。」
「こういうの食べると元気になるわよね。」
私達は口々にこう話しながらシチューを口に運ぶ。
「星羅はどうだ?」
「そうね、美味しいわ。」
「よかった。」
「…。」
お父さんが部長さんに話しかけるものの、会話が続かない。
私が何か言おうかと迷っていると部長さんのお父さんは続けてこう言った。
「みんな、いいお友達じゃないか。お父さん安心したよ。」
「春菜はともかくそこの2人は友達じゃないわ、ただの新入部員とその連れよ。」
と私達をしらっとした目で一瞬だけ目線を合わせて黙々と食べ続けている。
「星羅…お前を心配して来て下さったんだ。そんな言い方はないんじゃないか?」
「…本当の事よ。それに私は心配してとも来てくれとも言ってないし勝手に来られて迷惑してるの。」
「星羅…。」
「そ、そうなんです私達が勝手に…」
「私にはやるべきことがたくさんあるのよ。星研の次のレポート課題も探さないといけないし…。」
「私は言ってくれればいつでも手伝えるわよ、星羅。」
「私…は、新入部員だから出来る事少ないかも知れませんが私に出来ることがあれば雑用でも何でもやります!こ、これでも部長に承認を得た部員ですから!」
「これは部長である私の仕事なの、全部私が…」
「お母さんは決して1人で全てをこなしていたわけではないんだぞ。」
部長さんの話を遮って彼女のお父さんはそう呟いた。
「それはもちろん、私もお父さんもいたから1人ではないけど…。」
「そうじゃない。お母さんには素晴らしい仲間がいたんだ。」
「仲間…?」