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スターサインプリキュア☆

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『はぁ!!』
私達は3人で電線を受け止めて砲丸投げのように振り回し始める。
「マァァァ!」
「くっ、なんでこんな事に…バルジ!あんた何とかしなさいよ!」
「えぇ!?俺!?」
『おりゃあ!!』
「マァァァタァァ…。」
電線がダークマターにがんじがらめに絡まってしまう。
「よし!」
『やったぁ!』
「じゃあ後は私が!!『集え!こぐま座の力よ!プリキュア・アルサアロー!』」
私は矢を放ちダークマターを倒そうとした。
『そうはさせない!』
バルジとメシエが私に向かってダークパワーを放ってくる、矢は消え失せ私は2人の攻撃を受けてしまう。
「!!!きゃああああ!」
『アルサ!』
「…いてて。」
『大丈夫?』
レプスとパーボが私に駆け寄ってくる。
「うん、何とか…。」
「ダークマター!あんたもしっかり…しな!!」
メシエがそう言ってダークマターに黒いオーラを放つと絡まっていた電線がほどけ、私達を襲おうとする。
「危ない!!!」
私は間一髪で避けることが出来た。
「きゃああああ!」
『レプス、パーボ!!!』
レプスとパーボは避け遅れてしまったらしい。
このままじゃまた電気を流されてしまう…そうなったら…。
「さっきよりも…力が強い…。」
「ど、どうすれば…。」
レプスとパーボはもがくが一向に弱まる気配がなかった。どうすればいい?どうすれば…。
「あなた達!いい加減にしなさい!!」
私は聞き覚えのある声に驚き、振り返るとそこにはロタ君を抱えた部長さんが立っていた。
「部長さん!ロタ君!どうして…。」
「せ、星羅…。」
「部長さん…逃げて…下さい。」
「そうですよ!早く!ここは危ないから…。」
「私は…3人に大切なお父さんを助けてもらった。なのに私だけ逃げてるわけには…いかない。
私にも変身できる資格があるなら、もう一度…もう一度だけそのチャンスを使いたい!
少しでもあなたたちへの借りを返したいというか…その…自分でもよく分からないけど。
ねぇロタ、私にもう一度、機会を与えてもらえない?」
「…分かりました。今のあなたならきっと大丈夫。」
そういってロタ君は再びスターウォッチを部長さんに手渡した。
「部長さん…。」