Wizard//Magica Infinity −2−
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
「痛だぁぁっ!!…あ、ハルト先輩!」
俺は勢い余って俊平の顔に予言日記を投げつけてしまった。
いや…だってしょうがないだろ…
あんなもの見ちゃったんだから…。
「あ、ハルト先輩ダメですよ?何も思い浮かばないからって他人の日記を勝手にみたら!」
「ダメですよ?じゃねぇよっ!なんだよお前の予言日記!ツッコミどころ満載だったぞ!!」
「あ、最後まで見ちゃったんですか?」
「見てねぇよ!!気持ち悪くて途中で投げつけたわ!!というか、時期が進む事に日記のクオリティがちょくちょく上がってるの腹立つな!!」
と、いうか…よくこんな内容を日記に残そうとしたな…俊平は一体俺に何を望んでいるんだ?
とりあえず、説教を終えた俺は続いて凛子ちゃんのが日記を書いている教室へと向かうことにした…。
・・・
「…あれ?」
教室内には誰もいない…というか、凛子ちゃんすらいない。
気分転換にどこか行ったのだろうか?
しかも目の前の机の上には凛子ちゃんが書いたであろう予言日記がぽつんと置かれてあった。
「まぁバレなきゃ大丈夫か…どれどれ…」
そして俺は再び日記の表紙を開く−−−。
作品名:Wizard//Magica Infinity −2− 作家名:a-o-w