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機動戦士ガンダムRS 第34話 復讐者

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じゃあ座ってください」
 サオトメは、アイリス曹長に言われてソファーに座った。
(大丈夫かな?)
 サオトメは、アイリス曹長の揉む力が弱いのではないかと心配した。
「それじゃあ、はじめます」
 アイリス曹長は、サオトメの肩を揉み始めた。
(これは、なかなか気持ち良いぞ)
 サオトメは、予想以上の気持ちよさに驚きつつ気持ちよさに浸っていた。
「どうですか、隊長」
 アイリス曹長は、サオトメに具合を聞いた。
「これは、評判がいいのもうなずける」
 サオトメは、アイリス曹長の肩もみのうまさを賞賛した。
「本当ですか?
ここは、結構凝ってますね。
もう少し強めます」
 アイリス曹長は、そういうと先より力を入れて揉んだ。
これもまた気持ちよくサオトメは、完全にリラックス状態だった。
「どうですか?」
 アイリス曹長は、またサオトメに具合を聞いた。
「すごく気持ち良かったよ。
だいぶ楽になったし」
 サオトメは、アイリス曹長の質問に答えた。
 アイリス曹長は、疲れたのかやめた。
呼吸も少々乱れていた。
「喜んでもらえてうれしいです」
 アイリス曹長は、サオトメが喜び安心した。
「今度は、隊長に揉んでもらえませんか?」
 アイリス曹長は、サオトメにお願いした。
サオトメは、アイリス曹長のお願いに耳を疑った。
「先のでちょっとだけ凝ってしまったんです」
 アイリス曹長は、困ったようにいった。
「うまくできるかわからないけどがんばってみる」
 サオトメは、こうして人生で初めて女性の肩をもみ始めた。
「どうかな?」
 サオトメは、不安いっぱいにアイリス曹長に質問した。
「すごく気持ち良いです」
 アイリス曹長は、気持ちよさそうにこたえた。
サオトメは、しばらくアイリス曹長の肩をもんだ。
「ありがとうございました。
おかげでだいぶ楽になりました」
 肩もみをやめたサオトメにアイリス曹長が感謝した。
「それは、よかった」
 サオトメは、アイリス曹長に感謝され安心した。
「私は、人より肩が凝りやすいので」
 アイリス曹長は、自分の悩みを告白した。
「おそらく体質だろう」
 サオトメは、肩こりの原因を推測した。
2人は、その後も会話を続けた。

            ※

 アイゼッター少尉は、皆に届いた郵便物を仕分けしていた。
その中には、家族からのビデオレターやその他もろもろがあった。
そこにアイリス曹長への手紙が2通あった。
「何だ?」
 コズミック・イラに入ってから手紙というものは、1部用途を除き完全に消滅した。
アイゼッター少尉は、その1部用途を絞ってみた。
「まさかラブレター?」
 アイゼッター少尉は、サオトメとアイリス曹長の仲を恋人だと認識していたため差出人の敗北の様を想像して失笑した。
しかしこのまま放置するのもどうかと思った。
「仕方ない。
渡しておこう」
 アイゼッター少尉は、この2通のラブレターもまとめた。

            ※

 アイゼッター少尉は、先にアイリス曹長以外の郵便物を渡してからアイリス曹長がいるリクリエーションルームに向かった。
リクリエーションルームに着くとそこには、サオトメもいた。
アイゼッター少尉は、敬礼しようとしたがサオトメが制止した。
「アイリス曹長、郵便物だ」
 アイゼッター少尉は、アイリス曹長に郵便物を渡した。
「ラブレターか?
これは、面白い」
 アイリス曹長が困った表情をしてるのに対してサオトメは、ニヤニヤしていた。
「さすがに3通をほぼ同時にもらうとは。
人気者は、苦労しますな」
 サオトメは、ニヤニヤしながらそういった。
「3通?
ということは、少し前に1通を既にもらったのか?」
 アイゼッター少尉は、驚きながらそう質問した。
「ああ、ハワイ基地に着いたその日にほかの部隊のパイロットからもらったんだ」
 サオトメが代わりに質問に答えた。
「相手は、誰なんですか?」
 アイゼッター少尉は、今度は相手を聞いた。
「投資ファンド会社の社長の息子」
 サオトメが質問に答えた。
「どうしてあんなに人気があるのかわかりません」
 アイリス曹長は、告白されたときの状況を思い出し憤慨していた。
「何かあった?」
 アイゼッター少尉は、当時の状況を聞いた。
「自分の理想の状況をアイリス曹長に押し付けたんだ」
 サオトメが当時の状況を話した。
アイゼッター少尉は、理解した。
「それよりアイゼッター少尉の手紙の差出人は、誰なんだ?」
 サオトメがアイゼッター少尉に質問した。
「コロニー公社の社員とアナハイムの技術者のようです」
 アイゼッター少尉が差出人を答えた。
「なるほど」
 サオトメとアイリス曹長は、理解した。
「でも最近すごいな」
 サオトメは、笑いながらアイリス曹長に言った。
「何がですか?」
 アイリス曹長は、サオトメの言っている意味がわからなかった。
「経済界の卵と大手会社の社員2人が熱烈ラブコールしてきたんだぞ」
 サオトメが理由を話した。
「やっぱりすごい人なんですか?」
 アイゼッター少尉がそのスケールを聞いた。
「うわさによれば3人とも若いが次期社長候補と言われているらしい。
でも同業者や同姓には、あまり好かれていないようだけど」
 サオトメは、3人のすごさを説明した。
「化けの皮がはがれれば異性も離れます」
 アイリス曹長が力説した。
「まあ一応手紙を読んでみたら」
 サオトメがアイリス曹長に提案した。
「はい」
 アイリス曹長は、しぶしぶ手紙を読むことにした。
アイリス曹長は、読み終えるとため息をついた。
「どうした?」
 サオトメは、驚きつつそう聞いた。
「『返事を書いてください』と書いてあるんです」
 アイリス曹長は、困りながら答えた。
「普通では?」
 サオトメは、拍子抜けのように答えた。
「でも私は、これまで手紙なんて書いたことなんてないのでどう書けばいいかわかりません」
 アイリス曹長は、困っている理由を答えた。
「自分の気持ちと答えをストレートに書けばいいと思うよ。
俺だってそういう手紙を書いたことなんてないからよくわからないけど気持ちを伝えるのが目的なんだから気持ちを素直に書けばいいと思うよ」
 サオトメは、アイリス曹長に簡潔にアドバイスした。
「隊長、原稿を書いてくれませんか?」
 アイリス曹長がサオトメにお願いした。
「いやだ」
 サオトメは、拒否した。
「隊長の意地悪」
 アイリス曹長は、ほほを膨らませながらそういった。
「意地悪じゃないぞ」
 サオトメが否定した。
「だって手紙を書くなんて無理です」
 アイリス曹長は、ちゃんと手紙を書ける自信が無かった。
「がんばって書くしかないよ」
 アイリス曹長は、やっとあきらめた。
そのときサオトメが気づいた。
「相手がストーカーにならないようにちゃんと諦めがつくようにしないとだめだぞ」
 サオトメがアイリス曹長に忠告した。
「こ、怖いこと言わないでくさい」
 アイリス曹長は、本気で怖がっていた。
「やっぱり断るのか?」
 アイゼッター少尉がアイリス曹長に質問した。
「今悩んでるんです」
 アイリス曹長が困りながら答えた。
「まあ難しい問題では、あるがとても大切な問題でもある。