魔法と恋と世界の平和
それと入れ違いに剛が学校から帰ってきた。
エンジュ
「お帰りなさい、剛」
剛
「ただいま、エンジュ。お腹すいちゃったよー」
エンジュ
「はいはい、少し待ってて。剛、特訓そろそろ再開させる?」
剛
「今度の土曜日から始めようかな?」
エンジュ
「あんた、この前も同じこと言ってたじゃない!」
剛
「だって、数日前に母さんたちが死んじゃったばかりなんだからしょうがないじゃないか」
エンジュ
「別に、剛がいいならいいわよ?今度戦闘になって負けて、フェイトに呆れられても知らないわよ?」
剛
「うっ。やっぱり明後日からにしようかな?」
エンジュ
「久しぶりに特訓するんだから、最初は厳しくいくから覚悟しなさい♪」
剛
「えーー!!」
エンジュ
「えーー!!じゃない!」
剛
「エンジュの特訓難しい・・・」
エンジュ
「あら、結構楽な訓練にしてあるんだけど?」
剛
「うっ。やるよ・・・」
アルフ
「あらあら、なんか凄いことになってるわね?」
エンジュ
「どこがよ!?というか、いたなら声掛けなさいよ」
アルフ
「なんか、面白そうだったからつい」
エンジュ
「ついって・・・。そうだ、二人共、ご飯食べた?食べてないなら、一緒にどう?」
フェイト
「お腹すいた」
アルフ
「私もお腹ペコペコ」
エンジュ
「はいはい、少し待ってて」
アルフ
「ご飯ご馳走になって、ゴメンね」
エンジュ
「いいわよ、大人数のほうが楽しいじゃない」
剛
「今日、学校で、こういうことがあったんだー」
フェイト
「楽しそうだね。私も行ってみたいなー」
剛
「やるべきことが終わったら、知り合いに編入手続きとかしてもらえばいいよ」
フェイト
「うん♪ありがとう」
エンジュ
「元気になって安心したわ。本当に強い子よ」
アルフ
「確かに元気になったわね。でも、剛には本当に感謝ね」
エンジュ
「あら、どうして?」
アルフ
「剛と出会えてから、フェイトの笑顔が絶えないわ」
エンジュ
「確かに二人共、笑顔が増えたわね」
アルフ
「とても嬉しいわ」
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア