魔法と恋と世界の平和
西地区に見回りでフェイトと飛んで行くと、偶然にもなのはちゃんに会ってしまった。
なのは
「ねぇ、あなたの名前を教えて?」
フェイト
「なんで、教えないといけない?」
なのは
「だって、なんて呼べばいいか分からないでしょ?」
剛
「(フェイト、心配ないよ。なのははフェイトと友達になりたいだけだから)」
フェイト
「(剛がそう言うなら名前だけ言うね?)私は、フェイト・テスタロッサ」
なのは
「じゃあフェイトちゃん。フェイトちゃんは何でジュエルシードを集めてるの?」
フェイト
「母さんが欲しいものを私が集める、それだけ」
なのは
「私はフェイトちゃんのこと、もっと知りたい。私にできることがあるかもしれないから」
フェイト
「私には剛がいるからいい。あなたと友達になるつもりもない」
剛
「フェイト・・・」
なのは
「じゃあ私と勝負して。もし、私が勝負に勝ったら話聞かせてもらうよ?」
フェイト
「分かった。私が勝ったら、もう私に構わないで」
剛
「あ、フェイト!」
フェイトはそう言うと話し合いで決めた巡回を飛んでいった。
なのは
「ゴメンね?剛くん。でも、私やっぱりフェイトちゃんとお友達になりたいから」
剛
「なのはちゃんの気持ちは分かるよ。場所は前に話した、僕とフェイトが出会った公園の近くの海上でいいかな?」
なのは
「うん、いいよ」
剛
「日時は決まり次第メールするから、早くても明明後日か遅くて来週にするから」
なのは
「分かった。ゴメンね、剛くん。面倒なことさせて」
剛
「気にしないで、友達でしょ?」
なのは
「ありがとう♪・・・そうだよね、友達、だよね・・・」
剛
「どうかした?」
なのは
「ううん、なんでもない。早く行かないとフェイトちゃんに怒られちゃうよ?」
剛
「じゃあね。夜に話し合って日時が決まったら学校で教えるね?」
なのは
「うん、分かった」
そして、僕はフェイトを追いかけ、なのはちゃんは家に帰っていった。
なのは
「レイジングハート。あの二人は付き合ってるのかな?」
レイジングハート
「・・・・・・」
なのは
「レイジングハートにはよくわからないよね。やっぱり勝って話を聞かなくちゃ!」
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア