魔法と恋と世界の平和
翌日、フェイトは今日は部屋を出たくないと言って、籠ってしまっているらしく、ジュエルシードを探しに行くわけにもいかず、昨日みたいに休まず、今日は学校へ行くことにした。
家を出て、通学路を歩いていると、いつもの待ち合わせ場所になのはちゃんが立っていた。
なのは
「おはよう、剛くん♪」
剛
「あ、なのはちゃん、おはよう」
なのは
「明後日にすずかちゃんの家にまた行くんだけど、剛くん行かない?」
剛
「行こうかな?最近めっきりジュエルシードの反応がなくなったから暇なんだよね」
なのは
「エンジュの特訓は?」
剛
「それが――――」
なのは
「えーー!!寝不足と風邪でエンジュが寝込んでる!?」
剛
「うん。ただの魔力の使いすぎが原因みたいだから大丈夫らしいけど、今日は1日安静にしてるように言っといたから」
なのは
「そっか。それにしても、妖精も風邪とか引くんだね?」
ユーノ
「それはそうだよ。生きてるものは必ず風邪とか引くんだから」
剛
「うわっ!ユーノいたの!?」
ユーノ
「いたよ。気配を消してただけ」
剛
「特訓の再開は明明後日になりそうだから、僕もすずかの家に行くよ」
なのは
「たまに、すずかちゃんの家に行くと楽しいよね?」
剛
「うん。行くたびに新しいものが増えてるからね」
なのは
「次は何が増えてるのかな?」
剛
「動物だったりしてね」
なのは
「それあるかも(笑)」
剛
「ようやく学校についたよ。意外と長い道のりだよね?」
なのは
「これだけはどうしようもないよ」
剛
「だよね。さて、今日も1日頑張ろう!」
なのは
「おーー!!」
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア