魔法と恋と世界の平和
そして、放課後
剛
「見つけられるって言われても、帰り道しかないよなー」
???
「う、うぅー・・・」
剛
「あれ?今、何か聞こえたような気が?」
???
「た、助けて・・・」
剛
「キミが僕を呼んでたんだね?」
妖精
「うん・・・」
剛
「とにかく早く手当てしなくちゃ!」
夢の中に出てきた妖精を抱き抱えて、僕は大急ぎで家に帰った。
妖精
「ありがとう、助かったよ」
剛
「僕に助けてって言ってたけど何で?」
妖精
「私の友達が世界の遺産「ジュエルシード」を発掘中に事故でバラバラにしてしまったのよ。それを集めようとしていたら、いろいろなものに襲われてしまったの」
剛
「でも、なんで僕なの?他に違う人がいるんじゃない?って言うかジュエルシードって何?」
妖精
「だから、世界の遺産だってば。他に人はいたのだけど、友達に先を越されてしまったわ。でも、貴方を選んだのは間違いではなかったわ。貴方には才能があるわ」
剛
「何の?」
妖精
「魔法よ」
剛
「魔法?」
妖精
「そう。お願い、私と一緒にジュエルシードを集めてほしいの、世界の平和のために」
剛
「僕で力になれるなら」
妖精
「ホント!?ありがとう。私はエンジュリーフって言うの、よろしくね」
剛
「僕は桑山剛。エンジュリーフって言いにくいから、エンジュって呼んでもいい?」
エンジュ
「ええ、よろしくね剛」
こうして、僕は魔法使いになって世界を救うことになった。
作品名:魔法と恋と世界の平和 作家名:ソディア