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yamatoへ… ユキバージョン 7

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  「休憩入ります。」

ユキはナースステーションに声を掛けて廊下に出た。時刻は午前2時。2時間の仮眠休憩の時間だ。

 「あれ?ユキちゃん?」
 「あら?岡本さん?」

岡本が小走りで近寄ってきた。

  「ユキちゃん、休憩?」(岡本)
  「そうよ、岡本さんは巡回?」(ユキ)
  「そう。」

岡本がカギを見せて笑う。

  「休憩なら…仮眠室まで…一緒にどう?」(岡本)
  「えぇ、いいわよ。」

ユキは岡本と仮眠室まで巡回に付き合う事にした。岡本は偶然を装っていたが実はユキが休憩に入る時間を見計らって巡回に出ていた。



「…CT室…よし、次は隣のレントゲン準備室だな。」

岡本がCT室のカギをかけ隣のレントゲン室のカギを開けるとユキを先に入れた。

  (よし…)

岡本は扉を閉めながらカギをそっと閉めた。

  「…ロックよし。ちゃんとなってるな。」

岡本は機材のチェックをしながらロックを確認する。ユキも一緒に確認していた。

  「ユキちゃん、従軍看護士に志願してるって言ってたけど…主砲も跳ね返される
   って聞いてる…死地に向かうようなものだ。止めた方がいい。ご両親だって
   納得していないんだろう?」

岡本がユキに話しかける。しかしユキが突っぱねた瞬間、岡本がユキを抱きかかえキスをしながらそのまま床に押し倒した。ユキは助けを呼ぼうとするが岡本に口をふさがれ声が出せない。しかも押し倒されながらユキの両手は岡本の左手で両足もしっかり押さえられてしまった。

岡本の右手は慣れた手つきでナース服を脱がしにかかっていた。

  (誰か助けて!)

叫ぼうにもキスは止まらない。岡本の舌がまるで生き物のようにユキの歯をこじ開けようとしてくる。


ふと岡本の顔がユキから離れた。

  「ユキちゃん、ここ、どこかわかる?レントゲン準備室…中から外へ声は聞こえ
   ない…。」

岡本のニヤっとした笑いにユキは恐怖を感じた。岡本がなにか言っているがユキの頭は真っ白で何も考えられない。鎖骨にざらついた舌でなめられている感じがしてハッと気付くとすでに下着姿だった。

  「かわいいよ、ユキちゃん…すっかり女の身体になったね…。」

岡本の顔が今まで見た事もないギラギラした眼をしていた。

  「そのうち感じて来るよ…。気持ち良くしてあげるから。」

岡本はそう言いながら白衣のポケットに忍ばせていたメスでユキの真っ白なブラを切り裂いた。ユキは抵抗する間もなく胸を露わにされてしまった。そして岡本の右手がユキの左胸を揉み右胸を鎖骨から移動してきたざらついた舌がもてあそぶ。ユキは必死に抵抗するが男性の力に敵う訳がない。でも頭の中できっと隙が出来る、とその時をじっと待っていた。

  (痛い!)

時々岡本が強く吸ったり噛んだりする。ユキはその度にビクっと体を震わせた。

  「感じて来たかな?」

不意に岡本の手がユキのショーツを触りだした。

  「イヤ!」

さすがにユキも体をよじって抵抗したが右手でメスを取り出しユキの左胸に当てて

  「抵抗するとケガをするよ。」

そう言われユキが動けなくなるとユキの足の間に膝を入れ足の付け根を触りだした。

  「処女ってなかなか濡れないんだよ。でも大丈夫、入れちゃえば平気なんだよ。」

そう言ってメスを取ろうとした時岡本の力が抜けた。


ユキは今だ!と思い訓練で教えてもらった護身術を使い岡本を投げるとはだけたナース服を合わせカギを開けると走って更衣室に向かった。


そして着替える真田に連絡を取った。とてもじゃないが仕事が出来る状態じゃない、と思ったから。尋常じゃないユキの様子を察知し真田は白衣のままエアカーに乗り中央病院へユキを迎えに来てくれた。



真田は傷ついたユキをラボへ連れてきて毛布とカフェオレを渡すとユキに背を向け仕事を再開した。真田も一番つらい時で完全に直せない宇宙戦艦をまるで死地に向かわせるようなそんな気持ちで見送っている時だった。

ユキは12の時実家を離れた。正確に言えば13になる年、だが。両親の反対を押し切り自分の夢を叶えるためにひとりトウキョウシティに出てきた。それからいろんな人と出会い、別れてきた。でも今眼の前にいる人は絶対に私を置いて行ったり…そう信じ切れる何かがあった。

真田の温かい気持ちと暖かい毛布、温かいカフェオレがユキの心の緊張を溶かしたのかいつの間にかうつらうつらしてソファーに体を丸めるようにして眠ってしまった。