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宇宙戦艦ヤマトのその後 2

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翌日古代は島の両親にお礼を言って司令部へ出勤した。その姿を見送ってから島は南部に電話をかけた

  「おはよう。起きてるか?」
  <んあぁ…今…起きた…ん?島か。古代はどうした?>
  「あぁ、出勤したよ。昨日あいつ、連絡何も入れてないだろう?」

島がそう聞くと

  <あぁ…そうだ。連絡なかったぞ?あれからどうした?>

南部は目が覚めたようで急に食いついてきた

  「あいつさぁ行きたいのに俺に遠慮しちゃってさぁ…しょうがないから俺んとこのエアカーで
   行ったよ、ユキのところ。でも寝ちゃっててさ…会えなかったんだ。古代はさユキの寝顔
   見るの怖いんだと思う。ゆすってもなにしても起きなかったユキをあいつは知ってるからな
   だから後姿と固定器具だけ見て帰って来たよ。」

そこでもう一人の声が聞こえて来た“南部?誰?”と

  「あれ?真田さん?珍しいコンビだな」
  <病院出てから一緒に飲みに行ったんだ。その後俺の部屋で飲みなおして…そのまま
   寝ちゃったの。>

電話の相手が島と気付いたようだったのでちょっと離れた所から“おはよう”と声がした

  <俺はまたユキさんのところ行くけど島、どうする?時間合わせて一緒に行くか?>
  「…そうしたいのはヤマヤマなんだが…次郎が学校から戻る時間に合わせないといけない
   から…何時に戻ってくるかわからないんだよ。俺は適当に行くから。」
  <そうか、わかった。あ、それとユキさんなんだけど宙ぶらりんで行くところがないそうだから
   退院したら親父の経営するホテルに一時避難するようになってるから。もちろん古代くん
   にはもったいない情報だから教えてないけど!>

ちょっと得意げに話す南部に笑いながら

  「あいつ今日仕事の帰り寄るかなぁ?目と鼻の先だけど…あいつの性格だから寄らない
   だろうな…仕事が何時に終わるかどうかもわからないしな。まぁそーゆー事だからあまり
   上司をいじめないように!」
  <ははは、真田さんにも言われたよ。まぁ…連絡ありがとうな。クルーには俺から連絡して
   おくから…弟孝行してやれよ。きっと心細かったと思うぜ?>

島は了解、と言うと電話を切った


作品名:宇宙戦艦ヤマトのその後 2 作家名:kei