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宇宙戦艦ヤマトのその後 6

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ヤマトクルーの休暇が明けて新しい任務へ月へ異動になった者地上で作業に当たる者軍の司令部に異動になった者といろいろだった。

ヤマトの修理は終わったが今後新しい戦艦を作る上でそのモデル、ということでしばらくドッグに据え置かれることとなった。1ヵ月後には輸送船団の護衛という形で再び宇宙へ飛ぶこととなっていた。

ヤマトクルーが休暇で過ごしていたひと月の間に輸送船団が組まれ危機の去った太陽系の資源の望める恒星はすでに掘削作業が行われており豊富な資源が地球に運ばれてきて地上の復興の足掛かりとなっていた。

古代は相原と共にヤマトへの配属が決まっていたが真新しいユニフォームに身を包み島や太田、南部たちは輸送船団に乗り込み即戦力として働いていた。


  「おはようございます」

古代はひとり遅れて休暇明けを長官に報告しに以前報告書を作成してた長官室を訪れていた

  「おはようございます。秘書の森雪です。長官は間もなく登庁してくると思いますので
   こちらの部屋でお待ちください」

そう言ってユキが長官室へ入るよう勧めた

  「ユキは艦内服着てるよりこっちの方が似合ってるな。」

古代が照れたように言うと

  「そうね、アレは…ね、結構恥ずかしいものがあるかもしれないわ。太るとすぐわかっちゃう
   し…。でもスカートもう少し長くてもいいかなって思うんだけど…」
  
ユキもほほをちょっと赤らめて裾を気にするように見ながら言った

  「おや、古代。早かったね。」

そこへ丁度長官が来た。二人は“おはようございます”と言ってユキは退室した

  「おはよう。(お互い敬礼しながら)一か月ゆっくりできたかね。まぁちょっといろいろあった
   みたいだが…古代は引き続きヤマトに乗り込んでもらう。ヤマトは護衛艦として働いて
   もらうからキミはその艦長だ。ガミラスはもう滅びたと言っても物資を横領しようとする輩が
   きっと出てくると思うから気を引き締めて任務にあたってほしい。まぁ一か月は地上の
   復興作業の方の手伝いになると思うが…別の報告書でキミがいろんな面で活躍してい
   たことを聞いているよ。(お互いソファーに座る)
   地上の復興作業は建物だけじゃないからな。人々のために公園や農作業地の整備など
   地上で生きていくための建築家が出来ないことの手伝いをしてほしいと思っている。
   またこの星が青々としたみどりでいっぱいになるよう努力してほしい。」

長官は誇らしげに古代と握手しながらそう言った

  「長官…ありがとうございます。微力ながら協力させてもらいます。ちょっと聞いているん
   ですがブラックタイガー隊は全員月面基地へ移動と聞きましたが…」
  「すまんが月のほうに新しい艦載機の生産ラインがあってそれのテスパイがほしいと言わ
   れたのと艦載機の訓練施設を全て月に移してしまったから…ここで練習できないとなると
   月に赴任した方がブラックタイガー隊もいいだろうと思って…」
  「そうですか…」

古代が寂しそうに言ったので

  「キミのコスモゼロはそのままヤマトに積んであるから安心したまえ。」

長官はそう言って古代の肩に手を置いた

  「真田さんは今地上ですか?」
  「そうだ。軍の方で科学局の局長をお願いしたいと申し出てるんだが地上が落ち着いて
   からじゃないと受けられないと言われてね…ヤマトのメインクルーはなかなかどうして
   ガンコなんだろうと思うよ(笑)やはり上に立っていたのが沖田だから仕方ないのかも
   しれんな。」

ユキがノックしてコーヒーを運んで来た

  「ありがとう、ユキも自分の分を持ってきなさい。少し時間があるだろう。一緒に少し話で
   もしないか?」

ユキはにっこり笑うと“そうさせていただきます。”と言ってコーヒーをもう一つ持ってきて古代の隣にちょこんと座った

  「真田君から聞いているよ。」

作品名:宇宙戦艦ヤマトのその後 6 作家名:kei