yamato… 古代とユキ 1
「そうか…そこまでエスカレートしてるのか…。それじゃユキはかわいそうだな」
真田がそう言うと島もうなずいた。つい先日もユキが早く仕事が終わったので司令部の
外で進と待ち合わせをしようと少し離れたカフェで待ち合わせをしていた時たまたま
南部が通りかかり一緒にお茶をしようと横に座った瞬間南部の顔色が変わり飛び跳ねる
ようにカフェの外へ出て行ってしまった。しかし数分後南部は一台のカメラを持って戻って
来た。そのカメラは真中がへこんでいたのでユキは何が起きたのかすぐわかった
「結局ユキは司令部に戻ってラウンジでお茶したんだろ?色気も味気もないな」
島は半分呆れて言った
「ヤマトが地球に戻ってきて一か月半過ぎてるのになかなか他に話題がないから
どうしてもヤマトから話題が切り離せないんだろうな」
真田もヤレヤレと言った感じだった。と、その時ノックの音がした
「お邪魔します」
聞きなれた声がした
「お呼びですか?真田さん。」
進と島は一瞬固まってしまった。そこにはユキが立っていた
「古代くん、島くん!久し振り!真田さん、私を呼んだのは…」
ユキはうれしそうにほほを赤く染めた
「今日は長官が半休って言ってたから午後は時間があるだろうと思って…ラウンジで
お茶でも、って思ってたんだがさっき二人にあったからちょうどいいと思って。俺も
今日は暇だから帰ろうと思ってる。ユキ、太田とか今日のスケジュールわかるか?
もし南部も相原も時間があったら飲みに行かないか?」
真田がそう言うとユキは端末を取り出して
「みんなトウキョウシティーにいるはずなんですけど…太田くんと南部くんはオフです
相原くんは…お昼にコウベシティーから戻ってきてます。多分司令部にいると…
ちょっと連絡取ってみます。」
ユキがそのまま端末で相原と連絡を取りだしたので島は太田に、進は南部に連絡を
取った
作品名:yamato… 古代とユキ 1 作家名:kei