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yamato… 古代とユキ 3

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個室を出て医務室を出ると廊下で真田と幕の内が待っていた

  「ユキ、大丈夫か?」

真田が聞くと

  「少し休んだので大丈夫です。幕さんもありがとうございました。」

ユキが答えると進も頭を下げた

  「進くん、これ班長にあげるつもりだったんだ。仕事終わったら一緒に食べると
   いい。じゃぁ俺はオフだからこのまま帰る。ユキさん、明日遅番だから何か
   あったら厨房で。」
  「じゃぁ俺はラボに戻る。何かあったら連絡するといい」

二人はそう言って長官室と反対の方へ向かって歩き出した。
進の手には幕さん特製クッキーの入った箱がにぎられていた

  「じゃあ行こうか」

進に促されてエレベーターホールに向かってゆっくり歩き出した

  「今日は何か食べるもの買って向こうに行こうか」
  「え?」
  「だって寮じゃオレ一緒にいられないし…向こうの方がゆっくりできるような
   気がするんだけど…ユキの気分が乗らないなら別に…」
  「…そうね、でも古代くん、定時であがれる?」
  「今日は特別だから上がる!待ち合わせはどこにする?」
  「軍の近くじゃ目立つから…でも人がたくさんいた方が紛れやすいわよね。じゃぁ
   トウキョウステーションのヨコスカラインのホームで、どう?」
  「わかった。そうしよう。」
  「私の方が早いと思うから…女性専用休憩室で待ってるからトウキョウステーション
   に着いたら連絡頂戴。私も着いたら連絡するわ」
  「お、そこだったら安心だな。」

二人はエレベーターに乗り最上階の一つ下で降りた

  「コレ俺が持ってても似合わないからユキ、持ってって。」

進は幕の内からもらった箱をユキに渡した

  「わかったわ。中身が減ってても怒らないでね」

長官室に入る前に進はそっとユキを抱きしめると今乗って来たエレベーターに乗って
戻って行った

  




  「ユキ…」
  「長官、すみませんでした。もう大丈夫です。ご心配おかけしました。」
  「そうか、無理はするな。今日は定時で上がって少しゆっくりするといい。」
  「ありがとうございます。おいそがしいところすみませんがそうさせていただきます」
  「それとキミと古代の事だが…新聞に小さな記事を載せることにした…それでいい
   だろうか?」
  「私はそれで充分です。記事に載せなくてもいいくらいなんですが…」
  「ははは、古代もいってたよ。でも君たちは有名人だからそんなわけにもいかない、
   と言うか行かなくなってしまったと言うべきか…本当に済まないと思っている
   古代も後二週間もしたら行ってしまうし…」
  「いいんです、長官…古代くんの仕事ですから。」

ユキはそう言って笑うと藤堂に今日の午後の予定を告げ一緒に地上視察へ向かった





作品名:yamato… 古代とユキ 3 作家名:kei