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永遠に…の傷跡 2

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ユキはその中の小さな記事にくぎ付けになった


   ヤマトのマドンナの活躍で今回も地球は救われた!!

   今回マドンナはヤマトに乗り込んでおらず敵将に匿われ数週間も過ごした
   その後爆弾の解体の秘密を聞き出し地球を救いだしたのだ!
   マドンナの活躍は素晴らしく自ら先頭に立ち爆弾の解体もした。
   女性ならではの活躍ではなかろうか!!

   今ここに自由があるのはすべてヤマトのマドンナのおかげだ!
   彼女が女性であったことに感謝しよう!


そう書かれていた。直接ではないが

   森雪は敵将に匿われ毎夜夜の相手をさせられた。そこで爆弾の秘密を
   寝物語に聞き出し自ら決死隊の先頭に立ち爆弾を解体した。
   女性にしかない武器で敵を欺くことができた、

とそう解釈しようによっては出来る内容だった。
ユキは端末を閉じると気分転換しようと思い席を立った瞬間他の人間が一斉にユキを見た。ユキはいたたまれなくなりトイレに向かって走った。しかし洗面所で合わす顔はみんなユキを見る目が変わっていた。一歩引いて“ふぅん”と見るひとこそこそ話する人いろいろだった。
ユキは個室に入ると体が震えていることに気がついた。

  (私は何もしていない…コソコソする必要なんてない…泣いたらだめ。戦うのよ、
   きちんとしていればわかってくれる人だってきっといるわ。大丈夫、古代君たちが
   帰ってくるまでにはきっと落ち着いているはずよ。自分自身がしっかりしなきゃ。)

そして自分自身を抱きしめると大きく深呼吸して個室を出て長官のもとへ向かった



作品名:永遠に…の傷跡 2 作家名:kei