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永遠に…の傷跡 3

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それからユキの戦いは始まった。興味津津の目で見に来るもの蔑む目で見る者…

それでも藤堂はユキを常にそばにおいた。休みを与えようとしたがヤマトとの定時連絡を人に頼むのがいやな様子だったので藤堂もユキの気持ちを最優先にしていた。
どうしても出張が重なれば仕方のないことだったが…

ユキの出張中にヤマト乗組員の家族の安否の要求が古代の名前で来たと知って進の精神状態が落ち着いたことを知った。

  (古代君は大丈夫ね…よかった。きっとみんなが一生懸命フォローしてくれたのね。)

ユキはうれしく思ったがそのフォローが自分でなかったことにさみしさを抱いた。

  (馬鹿ね…いつも古代君の周りにはたくさんの人がいたじゃない)

また胃が痛んだ。ユキは自販機で購入した水で鎮痛剤を飲んだ。

  (最近…胃薬が効かないわ。鎮痛剤の効果ある時間も短くなってる気がする。)

ユキは1日に何度自分が薬を飲んでいるのか分からなくなってきていた

昼食は藤堂の秘書室で食べるが朝と夜とスープを飲むだけでいっぱいいっぱいだった。
お昼は白湯を飲むことで精一杯で固形物はほとんど喉を通らない状態だった。
藤堂は軍管理者専用の食堂で食事を取らなくてはいけなかったので事の時ばかりは別行動だった。

鎮痛剤を飲んでしばらくすると胃から何かが上がってくるような違和感を感じユキは秘書専用のトイレに駆け込んだ

その瞬間トイレは真赤になりユキはしばらくそこから動けないでいた。今、女性の秘書で稼働してるのはユキ一人。後は軍内務の者だった。こんなこと誰にも知られてはいけない…そう思って吐き気が治まるのを待ってトイレを出てうがいをし洗面台の鏡を見た。胃の痛みは引きそうにない…ユキは吐き気止めの薬を飲むと鎮痛剤の注射をして職務に戻った。
作品名:永遠に…の傷跡 3 作家名:kei