二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

永遠に…の傷跡 4

INDEX|4ページ/10ページ|

次のページ前のページ
 

ユキは救急車に乗せられて中央病院へ運ばれた。
真田は助手席に座り進はユキに付き添った。進は何が起きたのか全くわからなかった。

ユキの言った言葉…

  「もう、一緒にいられない…」

ユキの体にいろんな処置がされていくが進はただ呆然と見ているだけだった


病院に着くと佐渡が処置室で待っていた。

  「いやな予感がしたんじゃ…ひどい顔色をしとったから…なにがあったんじゃ…」

そういいながら処置室へ入り進と真田は廊下で待たされた。しばらくすると山崎たちが到着した。

  「みんな…」
  「ユキさんは?」
  「今…佐渡先生が診てくれてる。」

真田が進の代わりに応えると処置室の扉が開いて

  「ユキの荷物はあるか?」

そう聞いてきたので太田がユキの私物を渡すと進に向って
  
  「悪いが勝手に見るぞ。」

そう言ってかっさらって言ってしまった

じっと座って動かない進に真田は

  「ユキは…さっき何て言ったんだ?」

と聞いた。進は即答できずもう一度真田が進に聞いた

  「古代、ユキは何て言ったんだ?」
  「真田さん…ユキは<もう一緒にいられない>って…」

進は自分の握りしめた手を見つめながら

  「あの時…ちゃんと…ユキに何かがあったら…真田さん…どうしたら…」

進が泣いているのがわかった

  「古代、あれは仕方なかったんだ。おまえのせいじゃない!高速艇自体が自動発進
   設定になっていて…それをどうしようもできなかった俺にも責任がある。」

島はそう言って進の横に座ると肩をたたいた。真田は発進時におよその事は聞いてるが実際見たわけではないのでだまっていた
作品名:永遠に…の傷跡 4 作家名:kei