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永遠に…の傷跡 6

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  「ほれほれ、戦闘班長、真田君も…そろそろ艦内服は脱いだ方がいいんじゃなですか?」

佐渡が慌てて入ってきたので扉を閉めるのを忘れていたところへ山崎が入ってきた。

  「山崎さん!」
  「賑やかな声が廊下まで聞こえたからユキさんの意識が戻ったのかなって思って。
   あぁいい顔色だ。艦長代理、良かったです。これで一安心ですね。」

ユキも山崎の顔を見てにっこり笑った。

  「家内に何を持って行ったらいいかわからなくて聞いたらきっと艦長代理は戻らず
   看病してるだろうって言って…息子の服を適当に持って来たんでけど…
   着替えますか?真田さんは…ちょっとつんつるてんになってしまうかもしれませんが
   艦内服よりいいと思いますよ。」

そう言うと後ろからアナライザーが付いてきて着替えの入ったバッグを持ってきてくれた

  「さっき下で日光浴してたから連れてきました。」
  「このロボットが日光浴?…そう言えばヤマトのイメージルームでも…日光浴して
   いたなぁ…酒は浴びるわ日光浴するわ…そのうちサビでもつくんじゃないですか
   真田さん大丈夫ですかね?」(南部)
  「そうだな、一度解体して点検でもするかな」
  「イヤデス!ソレヨリユキサン、ドウデスカ。タオレタッテキイテ…仕事ガナケレバ
   ソバニイタカッタンデスガコノ佐渡先生ガ次カラ次ヘト仕事サセテユキサンノ元へ
   行カセテクレナカッタンデスヨ。ナンテ薄情ナ医者デショウ!」

アナライザーは寂しかったのか青いライトを点滅させながら話している。

  「ほれ、お前の仕事はここじゃない。戻るぞ!」

佐渡はアナライザーを連れてユキの病室を出て行った。


その様子を見てにっこり笑っていたユキだったが少しうつらうつらして来たので

  「疲れたかい?少し眠るといい。」

そう言って進はまた左手を握るとユキも安心したのかすぐ眠りに落ちた
作品名:永遠に…の傷跡 6 作家名:kei