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永遠に…の傷跡 7

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佐渡がいまいち納得できない様子で部屋に入ってきたところで南部が立ち上がった

  「では手順を説明します。相原はこの後すぐエアカーをレンタルしてきてほしい。で、その
   エアカーでユキさんと古代、俺と太田を運んでもらう。ワンボックスがいいな。…で
   真田さんは怪我をしてるように見せかけて三角巾で腕を吊って下さい。で島がその
   付添い。真田さんは帰りに工場で怪我して一応中央病院で検査して一般の病院で
   治癒できるとの判断…と言うことにして裏口から別の病院へ搬送、と言う形を取って
   もらいます。おそらく正面玄関からどうどうと出ると思わないので裏口に報道陣は
   来ているでしょう。
   それと同じ頃相原は正面玄関に車をつけてユキさんを病院へ送ってもらいます。
   その時古代と太田とオレも乗せて…佐渡先生は先にホテルの方へ向かってもらいます。
   で、ユキさんが到着したらすぐ手当してもらえますか?
   向こうで院長と看護師二人待機しています。院長は真田さんを直々に迎えに来て
   もらうようお願いしました。院長が乗ってるって後ででも分かればかなり信憑性出ます
   よね。」

説明が終わると相原は早速エアカーをレンタルするために携帯で予約できるところを探した。

  「さて…問題はユキさんだ。もちろんタンカじゃ運べない。目立つからな。」(島)
  「お姫様だっこも目立つだろう。悪いが太田にちょっとセンスのないパジャマと冴えない
   カーディガンを急いで買ってきてほしい。で、古代はユキさん背負う。
   そうだな…髪の毛結うゴムもちょっと買ってきて…くれればいいか。」(南部)
  「老けさせる…ってことか。」(真田)
  「正解!じゃぁ太田…頼む。」(南部)
  「了解!」(太田)
  「エアカーレンタルできました。取りに行ってきます。」(相原)
  「太田は出来るだけ早く帰ってきてほしい。相原は1時間後にな!」(南部)
  「「了解!!」」

二人は敬礼するとダッシュで出て行った

  「さて…片付けしないと…古代とユキさんの荷物これだけ?こっちは真田さんでしょ?
   真田さんには悪いけど荷物持ってないと怪しいって思われる可能性があるから…
   念のため…島に持ってもらおうか。」

佐渡は看護師に頼んで三角巾を持ってきてもらい手際よく結ぶと真田に渡した。

  「玄関にニセ担当医用意しよう。何か聞かれたらさっきと同じこと言わせればよかろう?」

佐渡はそう言うと“適任見つけてそのままホテルに行く”と言って部屋を出て行った
作品名:永遠に…の傷跡 7 作家名:kei