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永遠に…の傷跡 7

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院長の山下と佐渡は早速機材のチェックを済ませると持ってきたカルテを渡し今までの経過を看護師とともに確認しながら教えていた。

山下もカルテと術前の様子を見て遠目ながら眉間にしわが寄ってるのが真田と島がみてわかるぐらいだったのでやはりよほどひどかったんだろうと再確認した。

しばらくすると島の携帯が鳴り

  「間もなく裏口に着く」

と太田から連絡がきた。島は“迎えに行ってきます”と言って出ていった。島がロビーを横切り人気のない裏口へ向かうと毛布にくるまれたユキを抱いて降りてくる進が見えた。

  「島…」
  「古代…ユキは?」
  「…大丈夫だ、眠ったままつくことができたし…熱は…変わらないと思うんだが悪化して
   ないと思う。」
  「そうか…とりあえず部屋へ。太田、相原ひとりじゃ悪いから…荷物は俺が運ぶから
   相原と一緒にエアカー返却頼んでいいか?」(島)
  「了解!」

南部と島が荷物を下ろすと相原と太田はそのままエアカーを返しにホテルを出て行った

  「佐渡先生は?」(進)
  「もう着いて院長と話してる。看護師さんも二人来てて…年配で…かなりのベテランだと
   思う。信用できそうだ。」(島)
  「そうか…よかった。」(進)

4人は早歩きでエレベーターホールへ向かいそのまま乗り込んだ。エレベーターに乗り込むまで誰にも合わなかったのは幸運だと思った。

  「到着しました。」

島が静かに言うと

  「お忙しいところすみません。お世話になります。」

一度古代が全員に向かってあいさつすると

  「あいさつは後だ、とりあえず患者をここへ…」

山下はユキをベッドに寝かせるよう勧めると看護師の山田がそっとベッドの布団をめくった

  「ありがとうございます」

進はそう言いながらそっとユキを下ろすとひっつめ髪で結っていたゴムをはずしてそっとベッドに降ろすしぐさと優しく髪をほぐす進のしぐさに看護師は観入ってしまった

作品名:永遠に…の傷跡 7 作家名:kei