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永遠に…の傷跡 8

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ほどなくして南部は戻ってきた。

  「おまたせ。では相原くん来てもらおうか。ちょっと設置してきます。」

そう言って二人は部屋を出て行った

  「録画できるように出来るかな。」

真田はそう言うと自分の持ってきた荷物をごそごそし始めた。個人の端末と軍の端末が出てきて他工具やらいろいろ出てきた。お店を広げていると相原と南部の声が相原の端末から聞こえてきた。真田はそれに自分の新しいチップを挿入した

  「真田さ~ん聞こえますかぁ?」

南部の間抜けな声が聞こえてきた。真田は携帯を取り
  
  「南部、ばっちりだ。おまえはそこで待機か?」
  「えぇ、嘘だと思って早く来られると困りますから。相原は送り返します。それと言っておき
   ますがこれからヤマトの事とかクルーの事でイヤなこと言うかもしれませんが私の意に
   反することが多いと思いますので…気分を悪くなさらないようよろしくでございます。」
  「わかった、わかった。相原、急ぎで戻ってこい。」

真田は携帯を切った。しばらくすると相原が戻って来た

  「すごいですよ。普通のツインじゃないです。ちょっとしたリビングあります。ベッドもフカフカ
   で…4階以下を非難して来た人が使ってるそうです。5階以上はお金を払って住んでる
   人たちだそうで…」(相原)
  「そうか…大変な人たちとそうでない人が一緒に暮らしてるなんて変だな。まぁしょうがない
   だろうな。お、相原。俺の新しいチップ入れた。これで録音できる。」(真田)
  「ありがとうございます。…思ったより早く佳境に…って感じですね。」(相原)
  「しっかしなんでお前盗聴器なんて持ってるんだよ。」(島)
  「違いますよ、作ったんです。何となく端末って持って歩いちゃうんですよ。で、マイクが
   ついてるじゃないですか。それです。今日に限ってカメラ置いてきちゃったんでかなり
   ショックなんですよ。途中で壊れたら困るからマイクはいつも2本持ってるので…」(相原)
  「じゃぁ俺の端末のカメラ使うか?すぐセッティング出来るなら(見せて)貸すぞ?」(真田)
  「ありがとうございます。すぐ行ってきます。」

そう言うと相原は部屋を飛び出して行ったので島が南部に携帯で先に連絡しておいた。
作品名:永遠に…の傷跡 8 作家名:kei