永遠に…の傷跡 13
701を出た太田は鍵をすると廊下で待ってた南部から鍵を受け取った
「…さすが真田さん、仕事が早いですね!」
そう言うと中から鍵を開けられない特殊な鍵を取り付けた。表だってそんなかぎが付いてるのはわからない。
「山崎さん、太田、お疲れさん。さっき放った二人の服に盗聴器は付いてなかったが携帯と通信機の電源は切った。今出版社に連絡して後藤の記事の差し止めを依頼してる。」(南部)
「そうですか、早いですね。これで記事が出ることはないですね。後は織田をどうしとめるか、
だな、南部!」(山崎)
「山崎さんまでプレッシャーかけないで下さいよ。大変だったんですよ、古代抑えるの!
隣にいる島が殺されるんじゃないかとヒヤヒヤでしたよ。二人はそんなの知らずに話して
るからいいけど…しっかし山崎さん迫力ありましたね~真田さんとは違う迫力ですよ。
太田はなんだかよくわからないけどチクチクさすんだよなぁ~」(南部)
業務用のエレベーターのところまで歩きながら話をする。
「うわぁ~古代に殴られたら俺死んじゃうよ!」(太田)
三人はエレベーターに乗りながら南部が太田の腹部に軽くジャブ入れると
「俺は古代の拳の心配する!」
と南部が言ったので山崎は大笑いしていしまった
「ただいま」
三人が戻るとみんながお帰り、と言った。その中に進はいなかった。島が小声で“ユキの目が覚めそうだから”向こうにいる、と言った
戻ってきたメンバーと一緒にこれからの作戦会議が始まった
作品名:永遠に…の傷跡 13 作家名:kei