永遠に…の傷跡 13
「南部、ひょっとしたら中島と連絡取れなくなった織田が来るかもしれない801にいてくれるか?」
真田が提案した
「…私も同席しましょうか?」
島が席を立つ
「…そうだな…いや、ぎりぎりまで様子を見よう。焦って南部のところに来るだろうからそこで
南部がさんざん話を聞きだしてくれ。すべてそこで話せば終了だが…」
真田はそこまで言うとちょっと考えて
「…いや…山崎さん…お願いできますか?ちょっとここで様子見て…なかなかしっぽ出さない
ようだったら種明かししちゃってくださいよ。中島と同期で直接話を聞いたとなれば織田も
観念するかもしれない。」(真田)
「わかりました。801へ行きます。」
そう言うと南部はすぐ801へ降りて行った
「相原、出版社から連絡来たか?」(島)
「まだです。一度電話して確認したんですがまだ返事がありません。ひょっとしたら後藤と
連絡取ってから、って思ってるかもしれません。直接出版社行きましょうか?」(相原)
それを聞いていた真田が
「…そうだな…その手があったか!島、太田、ちょっと走ってくれるか?相原出版社の住所
さぐれ!島エアカー手配!」(真田)
太田は後藤の名刺の写真を携帯で撮るとすぐ二人は出版社へ走って行った
作品名:永遠に…の傷跡 13 作家名:kei