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永遠に…の傷跡 13

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織田は首はうなだれ膝をついた

  「…そうだ…その通りだ…私の部下は…」
  「なにもしていない。ただ…他にも絡んでる人間いるだろう?古代を尾行してた桜田と飯野…
   その他に見張りが数人と運転手…」

織田は膝をついたまま南部を見た

  「…わからないと思ってるのか?普段防衛軍に出入りしてる古代と戦闘モードの古代と一緒に
   考えない方がいいぞ。」(南部)
  「…ヤツらは」(織田)
  「ヤツ?あんたは部下の名前も言えないのか?普段もお前、とかアイツとか呼んでるんだろ?
   名前で呼べないやつは誰からも信用されねぇんだよ、よく覚えておけ!…で誰が尾行して
   いたんだ?」(南部)
  「…桜田は古代のファンだったから…着いて行かせただけだ…理由は知らない…中島は私の
   計画当初から一緒だった…飯野は中島が連れて来た…(ここで山崎の携帯が鳴る)運転手の
   他の見張りは二人…松本と用田…運転手に山根…松本と用田と山根は私の秘書と運転手だ。
   軍の人間として直接かかわってるのは中島だけだ。」(織田)

織田は大きなため息をついた

  「…織田さん、織田さんと桜田さんは随分親密な関係だったようですね…それに織田さんは
   長官に軍属の秘書を付けていいか長官に申請してますね。長官は却下していますが…
   まぁ議長でもないただの公務員に秘書なんか必要ないと思いますが…長官には税金の
   無駄遣いだ、とか言われたんでしょう。」(山崎)

先程の電話は真田で伊藤が調べた桜田の情報だった

  「桜田さんが全て知らなかったとは思えませんね。今までほとんど外出したことのない職員が
   やたら出入りすることが増えて…行き先調べたらここの隣の病院だとわかりまして…織田さん
   保身に回っても無理ですよ。」

山崎の言葉に織田は両手をついて頭を垂れた
作品名:永遠に…の傷跡 13 作家名:kei