永遠に…の傷跡 16
始動
「「おはようございます」」
休暇が明けて進とユキは一緒に出勤し真っ先に藤堂へ挨拶にきた
「おはよう」
長官がにこにこしながらあいさつすると
「長官、忙しい時に長く休んでしまってすみませんでした」
ユキが深々と頭を下げる
「いや、いい休暇になったかね?」
藤堂がそう聞くと
「はい、久しぶりに何もしないでゆっくりしました。」
ユキがそう答えると
「そうか、それは良かった。ユキの休暇中特別大きな事もなく復旧作業が中心で相変わらずだ。
古代もこれから復旧作業の手伝いか?」
藤堂が進に聞くと
「はい、しばらくは肉体労働です。」
そう仕事モードで返事を返すと
「ははは、まだ仕事モードにならんでいいよ。…ユキ、けがの具合はどうかね?」
藤堂がユキを見ながら聞くと
「はい、順調に治っています。出張のお供も大丈夫です。佐渡先生からお墨付きいただきました」
そうにっこり答えた
「じゃぁユキは私が打ち合わせで席をはずしてる間これからのスケジュールを頭に入れておいて
ほしい。古代は参謀と打ち合わせして地上の様子を見に行ってくれ。」
二人が敬礼すると藤堂も敬礼して部屋を出て行った
作品名:永遠に…の傷跡 16 作家名:kei