Wizard//Magica Infinity −8−
・・・
−受け入れたんだね、絶望を−
あぁ、まどかちゃん。これで俺は全てを受け入れた。
奴が具体化した理由、簡単だ。俺が希望、ドラゴンが絶望、何もかも受け入れられなかったから。
−後戻りはできないぞ?−
わかっている、ドラゴン。
最初から、こうなる運命だったんだ。
俺は運命に逆らい続けた…だけどそれじゃ駄目だったんだ。
世界はそう望んじゃいない。
だから…俺は現在を受け入れられず、永遠の絶望−ワルプルギスの夜−を生み出し続けていた。
大丈夫だ、ドラゴン。
お前も、俺の希望だ。
−もう…私がいなくても大丈夫みたいだね−
最後にもう一つ、俺にはやらなくちゃいけないことがある。
あいつを…俺が生み出した…
ワルプルギスと決着をつける。
俺があれを生み出したというのなら、俺が蹴りを付ける。
−もう、迷わないね?−
大丈夫。
−なら、私の力をあなたにあげる。ハルトくんは、私の希望だから!−
−私達のヒーロー、仮面ライダーだから!−
・・・
作品名:Wizard//Magica Infinity −8− 作家名:a-o-w