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時空省奇伝 次元と時を超える者たち

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アームストロング「何!いつの間に!」
アームストロングはまったく自覚症状がないうちに、犯人の一人に背後を取られていた。彼は驚いてすぐさま後ろを振り向いた。
そこには白髪交じりの男、松永がいた。右手には自慢の宝剣を持ち、左手に添えるように構えている。そしてその顔は、不気味な笑みを浮かべ、愉悦な表情を浮かべている。
それは、余裕の表れを見せているようにも見えた。松永はそのままアームストロングに語りかける。
松永「ほぅ…、卿は確かアレックス・ルイ・アームストロング少佐ではないかね。」
アームストロング「む、何故吾輩の名前を?」
松永「私の協力者からだ。彼は中々使える男だ。」
アームストロングは松永にすさまじい剣幕で迫り「一体なぜこのようなことを!」とさけんだ。その声はホームに響き渡り渡ったが、激しく燃える炎にかき消されるのであった。
松永「まぁ、落ち着きたまえ。私はただ、{あるもの}を彼とともに探していただけだ。」
と、まったく悪びれていない様子である。アームストロングはその態度に激しい怒りを覚えた。
アームストロング「このアームストロング、貴様のような外道は見たこともない。あのイシュバールの騒乱の時にも外道と呼べるものはおったが、貴様の性根はそれ以上に腐っておる!!
一般人を巻き込んでそのような顔を浮かべるとは、何たる卑劣!!貴様のような輩には…」
彼はこぶしにすべての力をこめ、「我がアームストロング家に伝わる錬金術で貴様を制裁せねばなるまい!!!」と叫んだ。
そういうと、彼は天井から落ちて来たこぶし大程の鉄の塊を、空中でそのままダイレクトで殴った。その塊は錬金術により、自身の上半身の形を象ったものとなった。
その塊は、松永のほうへ轟音を立てながら飛んで行った。