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時空省奇伝 次元と時を超える者たち

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山本「それで。相手は死んだはずの男が何故あそこにいるかって話だ。」
アル「そう、確かに彼はあの時軍によって死亡が確認されたって話なのに。」
エド「あぁ。ということは、あいつはそっくりさんかって話になる。一応俺が知っている中で、別人になり替わる能力を持ってる奴を知ってはいる。けど、おそらく違うな。」
エドワードは気になる点があった。マクドゥーガルは軍にいたころ、水を自在に操ることのできる国家錬金術師として名をはせていた。いま、間違いなく彼はその術を惜しげなく
披露している。
マクドゥーガル「この国は腐りきっている!!俺がとめないでいったいどうするというのか!!」
彼はそう叫びながら、爆破された駅を更に破壊し続けている。その狂気じみた姿はまさに彼である。しかし、エドワードは彼を短い間に分析した。
エド「俺の知っている奴とは違うが、奴はマクドゥーガルではないことは間違いねぇな。術の切れが本人とはくらべもののないほど違いすぎだ。」
アル「うん。確かにかつてあった時よりも全然違う。術が鈍ったのかもしれないけど、術の錬成もあまりなってないし、多分、兄さんの言うとおりだ。」
山本「成るほど。それに、あんなことをいうやつが悪人と手を組むとは考えにくいからな。」
アル「もしかして、それがあなたの言おうとしていた目的と関係が?」
山本「うむ!なかなか勘がいい。その通り、私たちの目的はこの国に来た奴らを捕まえること。そして、この国のトップに、事件が起こることを知らせにね。」
エドワードはそのことに対して、「もう事件が起こってんじゃねぇか!!」という鋭い指摘が入り、私はただ謝るのみであった。
山本「申し訳ない。どうやら、奴らがことを起こすのが早かったみたいだ。恐らく、我々の存在に気づいて早めたんだろう。」
私はそう説明したが、エドワードは不服であるようだ。彼の性格からすれば、この状況は捨て置けないだろう。勿論、私も早く終わらせたいものである。