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時空省奇伝 次元と時を超える者たち

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仕方ないだろう。今まで信じていた『科学』以外のものを目の当たりにしたのだから。
しかし、驚く暇はない。相手は容赦なくこちらに襲い掛かってくる。大鎌は、空気を切りながら容赦なくエドワードに襲ってくる。
私もじっとはしていられない、そろそろ作戦を実行してもよい頃合いである。
山本「そろそろだな。」
私は敵に気づかれないよう、エド以外の二人に合図を出す。辻谷君はそれに従い、動き始める。
彼は、エドのもとへ駆けつけ、援護を始めた。
辻谷「あぶねぇぞ、少年。そんなんじゃ、あいつには勝てねぇぞ。」
エドワード「…!あなたは」
エドワードは、辻谷の声をきき、相手との間合いを開ける。
辻谷「そのままぼ〜っとしてても敵は倒せないぜ!!」
辻谷はエドワードを鼓舞する。心を落ち着かせ、敵の顔を再び見る。依然としてゲマの顔は余裕の笑みだ。
ゲマ「おやおや、冷静さを取り戻したようですね。ですが、私を倒すのはそう簡単ではありませんよ?」
手に握られた大鎌を再びしまい、魔術で対応する態勢を取る。
魔術の錬金術が交差し、激しい火花が散る。そのすさまじさは、町中に音が響き渡るほどである。
戦いを進めていくうちに、何故彼がアイザックの術をまねできたか、エドは奴の術を見ていくうちに理解してきた。
まず、彼は『ヒャド』と呼ばれる氷を召喚する魔術を使い、再現する。次に、水蒸気は『メラ』と呼ばれる炎の呪文を用い、
そして先ほどの氷に仕掛けを施す。氷の中に炎を仕掛け、爆破させていたのだ。又、『氷の息』や『激しい炎』を水蒸気が
出た瞬間に吐くことで威力を上げていたのだ。