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時空省奇伝 次元と時を超える者たち

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マダラ「ほう…、あれがスコールとかいう男の剣技か。」
『忍』の世界ではあのような剣技を見たことは無い。初めて見る。そのことを奴と戦ったことがあるというエクスデスに聞く。
マダラ「珍しい剣技だな。武器自体も、かなり珍しいが、説明をしていただけるかな?」
エクスデス「うむ、お教え進ぜよう。奴の持つ『ガンブレード』はその名のごとく、あたかも銃の形を象っているのがお分かりであろうか?」
彼の言うように、剣の先から持ち手まで、銃のようなデザインだ。しかも、引き金までついている。
マダラ「なるほど、体の動きもそうだが、あの剣は引き金を引くことにより振動が剣を伝わる。その振動の力で、『電動のこぎり』と同じ要領で敵を斬る、
そういうわけだな?」
エクスデスはファファファと笑い、「左様」と返答した。
エクスデス「だが、本体さえ残っていれば、一部破損が出ようとも問題は無いと『アルティミシア』から話は聞いておる。ここからが本番よ。…む?松永は
何処に行きましたかな?」
マダラ「あぁ。今『異世界中』に流れている例のアレを回収しに行った。」
スカール「そうか!派手にやったかいがあるものだな。これで、我々もうまくいくというものだ。あの『マーレ』とか名乗っている学者にいい報告が出来そうだ。なぁうちはマダラよ。」
確かに、そうことがうまくいけば良いがな。そう話しているうちに、右翼も斬られたようだ。

…さて、もうすぐだ。ついに、本体を残すのみとなった。後は、とどめを刺すだけだ。スコールの活躍は、そこにいる全員の士気を大きく高めることとなった。
だが、最後目で気を抜くわけにはいかない。最後に何か隠しているとも限らないからだ。
ここで、辻谷君が最後に気合を入れるため、スコール何か言おうとしているようだ。
辻谷「スコールどん!」
その問いに、「なんですか。」と答えるスコール。
辻谷「わっぜか気合ば入れんと、けがすっど。ここは『チェストー』といえば何とかなるバイ。」
凄まじい薩摩訛に困惑しながらも、「…わかりました」と冷静に答える。ただ、チェストーと言うつもりは無いようだが。