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時空省奇伝 次元と時を超える者たち

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エドワードも同じように照れる。国家錬金術師になって三年目となった15歳、彼もいろいろあったらしいが、立派な仕事を持っている。
僕が『最初の仕事』を始めたのが22歳だから、十分立派だ。そのうちの一年で『80年分』の仕事をしたけどね…さっき説明したの法律のせいで…
そういえば、メロンを食べながら思うことだがジュードとウィンリィは、割と仲好さそうに話している。多分、私がこの病室入る前にいくらか話をしたのだろう。
今度は、ジュードとエドワードが話を続ける。
エドワード「しかし、また一人すげぇ医者が来たもんだなぁ。手をかざしただけで傷がふさがるからすげぇもんだ。」
ジュード「いや、君の錬金術も凄いよ。あれだけのことをやってのけるなんて。」
どうやら、同い年仲間で盛り上がっているようだ。若いというのは良いことだと改めて感じる。そんなことを思いながら、皆で話に花を咲かせて盛り上がった。
エルリック兄弟の探し求めている『賢者の石』の話や、二人の過去、そしてこれからのことについて盛り上がった。
ウィンリィ「おっと、もう時間ね。あ〜あ、もうちょっとゆっくり話がしたかったけど帰らなきゃね。」
彼女は名残惜しそうに帰り支度をする。「もう行くのか?」とエドワードは言うものの、彼女は家を空けるわけにはいけないと断り、未だ傷跡残る
セントラル駅へと向かった。病院の玄関まで彼女を見送り、後ろ姿は次第に小さくなっていく。
エドワード「…あいつも頑張ってんな。」
エドワードも名残惜しそうである。久しぶりにあう彼女をみて少し気分が落ち着いたのだろう。
アルフォンス「そうだね…もう少し、ゆっくり話したかったなぁ。」
弟君も悲しげだ。
山本「三人とも仲良かったんだね、全くうらやましいよ…」
私も思わず感傷に浸る。何故だか、昔を思い出すと私もこうなってしまう性質『たち』だ。
?「いやぁ〜、青春って言うのはいいねぇ〜。私も、もう少し生まれる時代が遅かったら青春出来てたかもしれないなぁ。子供の頃は貧乏で、舐められっぱなしのだったから。
余計にそう感じるのかもね。」
そんな私たちを後ろから見つめる齢80を超える一人の『若々しい』老人は、このような一言を発する。この声はもしやと思い、振り返ると、人のよさそうでぽやや〜んとした
老人に見えない人物、日本時空省歴史担当『毛利元就』室長がそこに立っていた。
さて、こんな歴史上の人物がどうして未来で働いているのだろうとお思いになる方もいらっしゃるでしょう。それは、時空省にとある秘密があるからとしか今は言えないのでもうしばし
待たれたし。その代り、彼の簡単な説明をすることとしよう。毛利元就は現在の中国地方一帯を治めていた戦国大名で、その神算鬼謀から『謀神』と言われた人物である。
一応、彼は西暦1572年に亡くなっているというのが表の歴史。しかし、実際はもっと長生きしているということが分かり、現在は時空省の『歴史室室長』という
ポジションに落ち着いている。それくらい、歴史好きなのだ。
話を戻そう。室長は私とエドワードの肩を両手で『ぽん』と載せ、目ははるか過去を見つめている。昔を思い出したのだろう。
エドワードは先ほども彼に出会ったが、どこかで彼を警戒しているような素振りを見せる。私はきちんと室長に
山本「これはこれは、毛利室長!ご無沙汰しております。」と返事を返したが、エドは別だ。