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時空省奇伝 次元と時を超える者たち

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プッチ神父「あなたは、これから起ころうとする『運命』を信じるだろうか?この世が『神を名乗るもの』によって『破滅』を迎えると…」
その言葉に言峰神父は驚愕する。確かに彼は、歪んだ精神はしているが、神に対しては間違いなくこの世いかなる神父よりも信仰心は厚いと自負している。
私ならそのようなことをやりかねんが、『神』がそのようなことを本当にしようとしているのか?その疑問は、ゲーニッツによりすぐに解決した。
ゲーニッツ「おや、いぶかしげな表情をしていますね?勿論、我らが偉大なる父はそのようなことをしませんよ。そうだ、プッチ神父。まずは『あれ』を見てもらえば
彼も納得してもらえるのではないかね?」
プッチ「うむ、それもそうだ。では、見て頂こう。これが私の能力!」
━言峰神父は一体何が起こったのかはよく分からなかったが、先ほどまで教会にいたという事実である。しかし、気づくと彼を含め三人は全く別の場所にいるのだ
辺りを見渡すと、暗黒に包まれ、世界は嘆きに苦しんでいるということがわかる。言峰神父からすれば愉悦たる光景だ。しかし妙なことも感じる。これは明らかに神のしたことでは
無いという事は直観で理解した。言峰神父は、プッチに語りかける。
言峰「これは一体どういうことだ?ここは一体どこなのだ?」
プッチ神父「安心してもらって構わない、これは一種の幻覚だ。正確に言えば、君とゲーニッツの記憶を少し『書き換えさせてもらった』のだ。」
そのプッチ神父の後ろには、何か得体のしれないものが立っている。白く無機質で、しかし生きているようなそれは、彼に続いて語りかける。
?「コレガコノ私、『ホワイトスネイク』ノ能力!君ニハコレカラ起コル自称ヲ『DISC』トシテ君ニ入レサセテモラッタ。」
ホワイトスネイクと名乗るものは、右手に『DISC』と呼ばれる円盤をもっている。これをプッチ神父の頭部に押しやると、DVDが挿入されるようにスッと
彼に入っていく。
言峰神父「今のは一体なんなのだ?この状況といい、全く理解が出来ないのだが、教えて頂けはしないだろうか?おふた方。」
ゲーニッツは一礼すると、「よいでしょう。これから何が起こるのかあなたに君に説明してあげましょう。」
彼が話したことは、彼にとって非常に衝撃的で、且つ興味深いことだった。
突然だが、今から『エンリコ・プッチ』と『ゲーニッツ』についての話をしよう。それは、今からしようとする話に関係があるからだ。