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時空省奇伝 次元と時を超える者たち

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言峰神父も同じことを感じていた。そう、『運命』を…。彼もまた、プッチと同じようにその光景を見せられ、感じたのだ。
言峰「これが、『ヤルダオバード』というのか!なんという邪悪、なんという鬼畜。はたして、このようなものに人が太刀打ちできるのかね?」
ゲーニッツは、目を見開いてい力説を始める。
ゲーニッツ「できる!これだけは言っておこう。ただし、我々だけだは不可能だ。そのために、私はこの国にいる。」
いつもの物静かな雰囲気とは違う、1人の牧師がそこにいた。かれは、神がくれた『希望』を信じている。そのことには変わりない。
ゲーニッツ「わたしは、この暗号をこの国中の未来ある少年たちに送った!これには、世を救うためにはどうしたらよいか記してあるてあるっ!」
言峰は、彼が突き出した『羅列された数字が書かれてある石版』を見た。
言峰「これが…暗号。」
プッチ「そう。これがその一つだ。このような石板は後三つ存在するのだが、同じように数字が書かれている。そして、この暗号を解けば、先は開かれるのだ!」
そういうと、プッチは石版を懐に戻す。その瞬間、幻覚は消滅し、三人は、元いた部屋に戻った。教会の地下は、三人の熱気によって包まれ、地下室を照らすランプの炎も揺らめく。
プッチ「さて、我々の話はここまでとしよう。君には、この町で何か重要な役割を持っているようだが、良ければ私たちについてきてほしいところがある。どうかね?
我々と共に来てはくれないか?」
言峰は、わずかに間を開け、考える。
言峰(そもそも、私もこの町の監督役としての仕事は終わり、暇だったころだ。この町の奇妙な現象にも興味はあるが、神が私に何か答えを見せてくれるかもしれない。)
彼は、彼らと行動を一緒にすることを決意する。この運命を、神がくれたこの事象を楽しもうと決めたのだ。
言峰「いいだろう。私が所属する『魔術教会』本部に了承を得る。」
プッチ「いやっ、その心配はありませんよ。」
プッチはある書状を言峰神父に見せる。そこには、今まで言った内容を許可する内容が書いてあるではないか!