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氷雲しょういち
氷雲しょういち
novelistID. 39642
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第14Q 覚えとく。三人とも!

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2-黒子テツヤ
勝利に沸き立つ誠凛。会場も王者を倒した新参に、驚きを隠せないでいた。
それとは対照的に、正邦の選手たちは落胆していた。
「負けた……」
また、津川くんは怒りをぶつけた。
「な……なんでだよ!!」
誠凛のみんなにも向かって。
「誠凛なんて、去年で来たばっかのとこだろ!練習だって、絶対うちのがしてるのに!去年なんてあいてにもなんなかったのに!強いのは、どう考えてもうちじゃん!!なのに、なのになんで、」
「やめろ、津川」
津川くんの肩に手をのせ、諌める主将。
「強い方が勝つんじゃねぇ。勝った方が強いんだ。誠凛のほうが強かった。ただ、それだけだ」
「そゆこと~。さ、整列行こうぜ」
3年二人にそう言われ、ようやく頭が冷えたのか、津川くんはまず火神くんを見た。
「君は、火神、ってんだよな」
「……ああ」
次に紺野さん。
「君は?」
「……ん?」
「君の名前教えてよ」
「人と話すときは、顔見て、話しなさいよ」
「ん。教えて、名前」
紺野さんを、見下さずにしっかり見据えて聞く。
「紺野。紺野舞よ」
小さくそれ復唱して、最後は僕を見た。いや、見据えた。
「君は?補欠くん。いや、名前。名前、教えて」
少ししどろもどろながらもそう聞いてくる。
僕もちゃんと彼を見ながら、答えた。
「黒子テツヤです」
と。
津川くんはまた復唱して、息を吐いてから言った。
「覚えとく。三人とも!」
そうして、ようやく終わった。
「73対71。誠凛高校の勝ち!」
『ありがとうございました!!!』
誠凛の借りは、返されたのだった。

3-日向順平
礼を終え、ベンチに戻ると、涙目のリコがいた。
「すごいよ、みんな。おめでとう……」
と声も涙声である。それを見かねて、俺は頭に手を置いてやる。
「シャンとしろ、カントク。まだ泣くとこじゃねぇぞ。喜ぶのは、次の決勝で勝ってからだ」
言いつつ向こうのベンチを見ると、113対38という圧倒的な点差で勝利した秀徳のチームがいた。

4-高尾和成
「はぁ~、こっから休憩挟むのか」
欠伸をしながら、伸びをする。真ちゃんはため息をついていた。
「来たぜ、誠凛」
「見ればわかるのだよ。バカにしているのか?」
言いつつ、ちょっと微笑んでいる。素直じゃないぜ、真ちゃん。
けどま、1日2試合はやっぱりやりすぎだろう。どんだけハードだよ。
ベンチで軽く作戦を話され、俺はトイレへ向かった。
手を洗っていると、
「おっ、よう」
「……どうも」
ちょうど誠凛の黒子くんとかち合った。
「おっ、先輩もツレションっすか。次の試合、よろしくでっす」
そういってから出ていった。
まぁ、気づくかな~。そう思いながら、ニヤニヤ顔で出ていったのだった。