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G Generation Guardian

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「さようならだ、一つ目ェェッ!!!!」

そう叫ぶと同時に、振り下ろされた刃は機体の胴を容易く両断し、その一つ目も光を失った。今度は断末魔さえ上げさせる暇を与えず、ブレイドは敵の首を纏めて狩り取ったのだ。ブレイドは切り崩した敵ではなく、残った隊長機であるアヘッドに視線を変えていた。緑のMS「だったもの」は爆煙を上げながら墜落し、炎 を上げた。圧倒的。MS隊長の脳裏に浮かんだ、最悪の言葉であった。おそらく、自分も一分もしないうちに同じ運命をたどるのだろう。しかし、もう退く事は 出来ない。奴の、ガンダムの前で剣を抜いてしまったのだから。
「ガンダム…刺し違えてでもおおおおおお!!!!!!」

隊長は機体にビームサーベルを構えさせ、突貫させる。決死の覚悟で。自分の渾身の力を込めてエクシアブレイズへと攻撃を仕掛けたのだ。

「…」

対してブレイドは何も謂わず、機体を前進させた。


着実に近づく距離。そしてその距離は、二人の間合いとなる所まで近づいた。

そして――――――――



「覚悟おおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」



首を…置いて逝けえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


隊長の覚悟を呑みこむかのように、食い潰すかの様にブレイドは咆哮を発し、渾身の力を込めてその刃を振りかざした。

――――――――――刹那。


隊長の機体・アヘッドはガンダムに一矢を報えぬままその胴を切り裂かれる。そして、まるで機体の「血」を現すかのように、機体の節々からはGN粒子が噴出し た。コクピットの中、隊長が叫びを上げることは無かった。もう彼には、声を上げる喉も、口も、眼も、鼻も、耳も。その首ごと刈り取られた後だったのだか ら。直後、機体は爆発。戦闘の終わりを告げる花火が撃ち上がった。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん