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G Generation Guardian

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「能無しって訳じゃ無さそうだな。」

敵の動きを見てそう呟くと、ブレイドは三機の内一機だけを目標に絞り、突貫する。
この時、兵士たちは「掛かった!!」そう確信した事だろう。狙いを定められた事を悟った一機はビーム・サーベルを引き抜いて迎撃態勢を取る。そして残りの二 機はビーム・ライフルを構えて敵機に狙いを定めていた。敵機が仲間に接触する瞬間、動きを止めるであろうその一瞬を狙って。

「俺達をコケにした報いを受けろッ!!」

二機は同時に引き金を引き、ビーム・ライフルの弾を発射する。

「そう来ると思ってたぜ…!」

信じられるだろうか、二機が攻撃を開始したその瞬間、ブレイドは機体が敵機に到達する直前に超急転回を行ったのだ。当然、直前にいた敵機は呆気に取られてしまう。

「貴様、待て…」

思わず僅かに前進したのが彼の運の尽きであった。
あろうことか、ブレイド達を狙った閃光は自分を貫き、またたく間に爆発したのだ。

「そんな…」

起こりうる筈の無かった事態に、攻撃した二人は動揺した。味方である人間を自分達が殺した。その事実が大きな罪悪感を生んだ。しかし、その感情が、彼らの命取りとなったのだ。そう、この瞬間にも、エクシアブレイズは機体の懐に潜り込み、刃を光らせていたのだから。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん