G Generation Guardian
「出て来…グァアア!!!」
突如として衝撃が走る。コンソールを確認すると、背部が被弾したらしい。当然、反応があった痕跡は無い。しかし、有り得ない。自分の背後をこうも簡単に取られるなどと…!
リンギーリンはここで初めて「戦慄 」を覚えた。
「イブリダスゥゥウ!!!」
リンギーリンは機体を動かし、あらゆる方向へ攻撃を仕掛ける。レーダーには映らなくとも数を撃てば当たると、ここで幼稚で愚鈍な戦法に切り替える。しかし、その攻撃は空を切り、また閃光は在らぬ方向へと飛んでゆく。
その中、Z-01は再び戦場に姿を見せる。それはまるでリンギーリンを見下すかの様な形相でそこに佇んでいた。
『愚かな… 』
「オマエエエエエ!!」
この機を逃さぬとリンギーリンは機体を加速させ、Z-01目掛け突貫を仕掛ける。まるで槍の一突きの如く、それは鋭く疾い。
しかし…
貴様デハ、俺ニ勝ツコトハ出来ナイ_____。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん