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G Generation Guardian

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「グッ…SYSTEM・停止…。」

敵がいなくなったのを確認すると、先程まで発動していたシステムを停止する。ネロは息を荒げ、頭を抱えていた。連戦が続いたにしろ、この疲労の仕方は異常である。

『ヒャーおっかなかったね、あのF97のパクリ。ま、後半は君の方がおっかなかったけどね。まるで悪魔の所業じゃないか。』

ヒロトは相変わらず減らず口をネロに向けて叩き続ける。戦いが終わればまるで他人事のようだ。レーダーを見ると、いつの間にか驚く程遠い地点まで撤退しているではないか。このようにして生き残っているのか、とネロは彼の気性に呆れて物も言えなかった。

「Z-01、帰投する。」

よって、只それだけを言い機体を変形。MA形態で母艦へと帰還する。「情報」には存在しなかった謎の勢力。ネロの頭にも深い疑念が残る事となった。


リンギーリンが撤退したことによって「黒いMS群」も消滅し、このコロニー周辺は遂に静寂を取り戻した。リトルグレイとトレジャースター号は各機を収容し、再びコロニーに戻った。コロニーの住人や動物も落ち着きを取り戻し、怪我をした者は確実手当てを受けている。自然も少し焼かれてしまい、動物の住処も減ってしまった。代表の男は「これからまた立て直す。自分達と動物達の為に」と言っている。この辺境のコロニーですら戦火に巻き込まれる今では困難かもしれないが、それでも諦めようとする者は見受けられなかった。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん