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G Generation Guardian

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「いや、それは不可能と言っていい。何故なら、木星のコロニーレーザーは「見えざる傘」を搭載しているからだ。ヴェイガンから譲渡された技術で、あらゆるレーダーに反応しないだけでなく、視覚的にも完璧なステルス性能を誇る。いくら連邦といえど、無いものの為に軍は動かせないだろう。」

「そんな…!(やっぱり、俺の知っている神の雷計画とは状況が違う!!)」

エウロペからの言葉に、フォントは愕然とした表情を示す。軍は動かせないとなれば、それ以外の人間で木星・ヴェイガン連合軍と剣を交え、かつコロニーレーザーを破壊しなければならない。

「流石に今の俺達だけじゃ、奴等を止める事は出来ないかもしれない。でも…指を銜えてこの状況を見ている事は出来ない!!」
「ならば、俺と、奴が人間を集める。」

どうにかしたいが、どうにも出来ない事から苛立ちを顕にするトビアに、ネロが声を掛ける。

「奴って…俺!?」

「お前以外に誰がいる?情報に最も長けているのはお前だろう。」


ネロはさも当然の様にヒロトを指名するが、ヒロトはあまり乗り気で無いらしく、先程までの生き生きした表情とは真逆の物となっていた。

「ネロ、本当か…? 」

「俺には任務もある。ここに留まる訳にもいかない。この世界でなら、お前達と志を共にする人間も集められるだろう。」

「そうか…頼むよ。口調は冷たいけど、悪くない奴だって思いたいからさ。」

「だが、それも生半可な物ではないぞ。木星帝国は今回の様に「イレギュラー」と成りうる人間を消去して回っている。」

「問題無い。立ち塞がる者は俺とZ-01が破壊する。」
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん