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G Generation Guardian

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『カタパルト起動。発進タイミングはパイロットに一任します。』

「了解。ハヤト・イシザキ、インパルス・アテナ…行きます!!」


ハヤトは自分が出した声の勢いに任せるように自分の機体を出撃させた。一瞬の重圧が過ぎると、コクピットから見える景色は暗黒の宇宙となった。ここからなら、地球がいつでも見える。

『続いて、シルエットフライヤー射出。』

オペレーターの声と共に、一機の戦闘機が出撃する。シルエットフライヤー。インパルスのシルエット運搬用の無人機である。これがシルエットを射出し、インパルスとドッキングを果たさせるのだ。

「了解。ドッキングシーケンスに移行!」

ハヤトはコンソールを入力すると、シルエットフライヤーを機体に接近させる。そして機首部分は分離させ、シルエットだけが宙を舞うことになる。そしてハヤトも機体を軌道修正させながら動かし、タイミングを合わせ機体とシルエットをドッキングさせる。すると機体の装甲が灰色から青を基調としたトリコロールカラーへと変色する。これは「VPS装甲材」と呼ばれるC.E.世界特有の技術であり、装甲材に電圧を通す事で実弾兵器に対し絶対的な防御力を誇る。装甲の色により防御力も変化しており、青は標準的と言った所だ。
こうして、インパルス・アテナは高機動型シルエット「イカロス」を装備した「インパルス・イカロス」と成ったのだ。オリジナルのインパルスの「フォースシルエット」の改良型であり、翼が大型化し推力が上昇している他、ミサイルランチャーも追加して搭載されているのが特徴である。
『全員配置についたか!これより「インパルス・アテナ」の最終試験演習を開始する!』

隊長の通信が全機に響き渡り、各々の機体はそれぞれ武装を構える。そう、今回の出撃は戦闘ではなくロールアウトしたインパルス・アテナの性能を測る演習の為の物だ。武装も演習用にペイント弾のライフルと刃の無いホークorナイフに換装されていた。(万一に備え、ウィザード・シルエットシステムの武装の弾頭は実弾、実戦用の武装もマウントしている。)
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん