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G Generation Guardian

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「あれは…夢、だったのか…?」

自分を「鍵」と呼び、眠りから覚まさせた女性…アプロディアと言ったか。
記憶の中でおぼろげに存在する彼女の姿と名前を「どの世界」の人物と照らし合わせても一致することは無かった。考えれば考えるほど、彼に謎を呼んだ。

「それに、ここはどこなんだ?」

青年は辺りを見回して状況を確認する。自分が身体を預けているベッド、必要最低限の物だけが置かれている机―――。
生活感に欠け、少なくとも誰か個人の部屋と言うわけではなさそうだ。そして窓の外は常に景色が変わっている。移動しているということか。ならば、ここは陸上艦の中と推測できる。
「自分の置かれている状況は分かってきたけど…一応船員にお礼くらいは言っておかないとな。」

そう呟くと、青年はベッドから離れて立ち上がり、近くに掛けられていた自分の服を着込み始める。洗濯されていたのか、服のシワや細かい汚れなどは綺麗さっぱりと無くなっていた。最後の上着を着て、全身を確認する。

「よし。さあ、一度外に―――。」

そう言いかけ、扉を開けようとするとそれより先に扉が開いた。それに気がつき、青年は視線をドアの開閉ボタンから正面に移動させると、一人の少女…いや、女性が立っていた。
まだ純朴さを満開にしているといった顔つき、健康的なスタイル。服装は軍服と言うよりかはスーツ系の制服と言った方が正しいか。それを見た青年は徐に一つの名前を声に出した。

「セ、セシア…!」

「レオス…!!」
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん