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G Generation Guardian

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「ハヤト、よくやった。此方の負けだ。」

「は、はい!やった!隊長に…勝ったんだ!!!」

『すげえぜハヤト!やっぱ赤は伊達じゃあ無かったな!』

「ありがとうミック!皆のお陰だよ!!」

友が祝福の言葉を掛け、ハヤトもまたそれに応える。ここまで嬉しい瞬間があっただろうか。赤服を受領した時など比較にならない。とにかく言葉に出来ない程達成感に溢れていたのだ。

「これならば、この世界でも生き残れるだろう。」

隊長は一言呟いた。当初は訓練のハードさに根を上げていた彼らが、今では自分達を打ち負かすまでになった。無論これは演習であり、実戦で敵として現れていたならば結果は違うものとなっていただろう。しかし、彼らが実力を付けたのは確かなのだ。それは素直に喜びたい、とそう思っていた。
「それでは、これで演習を…」

そう言いかけた時であった。




『本艦に接近する機影あり!10,20…まだ反応が増えます!!』


突如として母艦から緊急通信が届いたのだ。


「何!?…連邦の特殊部隊か!」

『いえ、所属は不明…!至急迎撃を!!』

「了解した。」

連邦ではないということは、また別の勢力が動き出しているという事なのだろうか。しかし、今自分だけがそれを考えていても仕方がない。今自分がやるべき事は、隊を纏め敵を蹴散らす事だと切り替え、隊長は通信を掛けた。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん