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G Generation Guardian

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『ぼーっとしてんじゃねえぞ、ハヤト!援護は俺達がやるから、お前は突っ込め!』

「!!…ゴメン!頼むよ、ミック!」

ミックに叱咤され、ハヤトは慌てて機体を加速させる。既に此方に接近している機体が幾つか見られた。後ろはミック達が支えてくれている。自分は前方の敵機だけ気にしていればいい、と自らに言い聞かせた。
「シミュレーション通りにやれば、いける!!」

ハヤトはコンソールから武装を選択し、セイフティ《安全装置》を解除する。彼が選択したのはシルエットの左右に伸びるビームブーメラン『スーパーフラッシュエッジ』である。これはソードシルエットにおける『フラッシュエッジ』に該当する武装で、大型化により出力と威力が大幅に増加している。ビーム刃を調整することでビームサーベルとしても使用出来る。

「当れよぉ!!」

アナトインパルスがスーパーフラッシュエッジを手に持ち、投擲するとそれは敵機の方へ飛んでいき、シールドごと装甲材を切り裂いて破壊する。しかしハヤトは早くも次の標的に狙いを付け、新たに武装を選択していた。

「次はこいつでっ!」

ハヤトが次に選択したのは腕部に装着されたロケットアンカー付きの小型シールドである。これは『クラッシュアイゼン』という、地球連合軍で使用されていた格闘戦用武装『ソードストライカー』のロケットアンカー『パンツァーアイゼン』を基に改良を施したものである。MSを捕縛してもちぎれる事の無い素材をワイヤーに使用している。これを射出し、敵機を見事捕縛したのだ。しかしこれで終わりではない。アナトインパルスは背部に装備した大剣『カラドボルグ』を持ち、接近すると共にクラッシュアイゼンのワイヤーを回収。捕縛された敵機は成す術無くアナトインパルスの間合いにまで引き込まれる。

「終わってくれ…ッ!!!」

ハヤトはその瞬間を逃がしはしなかった。アナトインパルスが振り下ろした大きく、鋭い刃は敵機を頭部から引き裂いていく。機体は瞬く間に装甲を溶断され、動力部から炎が噴き出し爆発を起こした。
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん