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G Generation Guardian

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「…まるで脅迫ですね。優しい顔なのに、言うことはとても傲慢だ。」

「承知しています。ですが今はこのようにしか言う事が出来ないのです。」

ハヤトは立ち上がり、彼と向き合った。ハヤトの顔からは涙は消え、強い決意の眼差しを顕にしていた。

「貴方達と行きます。俺はミックや隊長達を殺した奴等が憎い。それもあるけど…俺はこの世界で何が起きているのかを知りたいんです。貴方達と行けば、それが分かる気がするから…!」

「プラントのご両親やご友人には、もう逢えなくなるかもしれませんが、それを覚悟の上での発言と受け取って宜しいですね?」

「承知しています。」

彼もまた、改めてハヤトの顔を見る。揺るぎない強い意思を感じる瞳。それは正しく戦士の目だ。

「…わかりました。ならば行きましょう。「G GUARDIAN」の新たな同志よ。」

「…はい!」

少年は差し伸べられた青年の手を取り、彼らと共に征く決断を下した。この日の出来事は少年の運命を大きく変えることになる。しかし、それを少年が知るのはまだ先の話。

「(ミック…俺は行くよ。お前の勇気と、隊長の志を胸にして。)」


『これから母艦へ帰投しますが、機体は動きそうですか?』

ハヤトは友に別れを済ませた後、彼らの母艦へ赴く為に再びアナトインパルスのコクピットに座る。エネルギーも殆んど無く、損傷も激しい為に無理は出来ないが、少々移動させるくらいならば問題は無さそうだ。

「まぁなんとか。…敵が来なければいいんですけどね。」

『その時は私と彼女が貴方を護りますよ。』

「助かります…。」
作品名:G Generation Guardian 作家名:かめわん